今回は、私のイギリスの歴史ドラマや映画が好きの原点になったと思われるあの漫画について。
イギリスの各地に点在する広大な領地に建っている邸宅”カントリーハウス”と呼ばれるんですけど、これが私がドラマ好きのきっかけになったのですが、イギリスの田園風景や豪華な邸宅とかに、私はどうしてこんなにも惹かれるのだろうと・・・と考えていた時に、フッと思い出したのです。
あれが原点なのかも??というのが今回内容です。
思いっきり年代がバレちゃうような話ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
#2 イギリスの歴史ドラマ好きな私の原点となったあの漫画
こんにちは、英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私が、その魅力を語る番組です。おすすめのドラマや映画の紹介、見た感想、ロケ地や時代のことなどを話しています。
前回ドラマ、ダウントンアビーのロケ地となっているハイクレア城、私のドラマ好きのきっかけ。広大な領地に建っている邸宅、カントリーハウスと呼ばれるんですけど、これが私のドラマ好きのきっかけになったという話をしました。
カントリーハウスとの最初の出会いは、もう20年以上前のことですけど、イギリスに語学留学しているときのことです。
ロンドン郊外にあるハム・ハウス(Ham House)とか、イギリスの南西部の町、プリマスにあるサルトラム・ハウス(Saltram House)に行ったときのことです。このハム・ハウスもサルトラム・ハウスも、映画とかドラマで度々登場しています。
それから私は大学に入学します。そこでカントリーハウスについて学ぶ理解に恵まれます。
私の専攻は西洋美術史だったんですけど、カントリーハウス専門家の学部長がいたので、建物のスタイルの歴史とか文化遺産としてどのように保存していくのかということを学びました。
ちょっと前置きが長くなったんですけど、先日私がイギリスとかイギリスの田園風景や豪華な邸宅とかに惹かれるのはどうしてなんだろうなって考えていたんです。
そこでふっと思い出したのが「キャンディーキャンディー」です。
ご存知ですか。1970年代に登場した少女漫画です。
舞台の始めは20世紀初めのアメリカの中西部です。
孤児で育ったキャンディー、本名はキャンディス・ホワイトは幼女として裕福なお宅へ引き取られることで、個人生活から上流階級の世界に無理やり引き込まれるんですよね。
社交生活お決まりのパーティーで、スコットランドに祖先を持つアートレ一族の子どもたちとも知り合います。
彼らのお屋敷や、個人で一緒に育った兄が引き取られる家なんかも登場していました。ジョーバ、キツネ狩り、バラの栽培とかイギリスの雰囲気たっぷりの要素も出ていました。
そして、キャンディーの初恋の人、丘の上の王子様はスコットランドの民族衣装を着ているという設定でした。
その後、舞台はイギリスへ渡って、キャンディーは寄宿学校に入学します。イギリスでの新たな出会いや経験も物語の重要な部分になりました。
私が見たのはテレビのアニメが多分最初だったと思うんですけど、それから漫画も読みました。愛憎版といって、漫画をまとめて2冊ぐらいにした大きな本も読んだことがあります。
でも、あれだけ好きだったキャンディーキャンディーのことをすっかり忘れてたんですよね。
物語の細かいところは忘れているんですけども、キャンディーの波乱万丈だけど前向きで愛にあふれる人柄、彼女の友情や冒険の物語と、イギリスの豊かな文化、そして後ろに広がる美しい風景が合わさって、私を感動させたんだろうなと思います。
あの物語が私のカントリーハウスへの興味の原点になっているんだろうなと気がついたんです。
今日はイギリスの歴史ドラマやカントリーハウス好きの私のルーツが、あの大ヒット漫画キャンディーキャンディーにあったという話でした。
今月は「ダウントンアビー」の世界を深掘りしていきたいと思います。
次回は「ダウントンアビー」がなぜ人気なのか、その魅力について迫ります。
配信日は木曜日の夜9時です。ぜひまた聞いてくださいね。