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初めまして。『Country House Stories 』を見にきてくださってありがとうございます!!ブログを運営しているyokoです。
イギリス中にたくさんある英国貴族など上流階級が所有する(していた)、カントリー・ハウスと呼ばれる緑豊かな田舎にある豪華なお屋敷を紹介しています。

『ダウントン・アビー』映画第3弾は2025年9月12日公開!

広告 「ダウントン・アビー」ファンのみなさま!!映画第3弾の公開日が発表されました。 2025年9月12日に公開されるとのことです。 製作会社Focus Featuresより正式に発表されたのは6月のこと。情報を追っていなかった私は今頃知ることになったのですが、もう大興奮です。 今はわかっていることはわずかですが、ここでは情報が出てきたら少しづつ更新していこうと思っています。 『ダウントン・アビー』映画第3弾の気になる出演者 出演者の誰が再び戻ってくるのかとっても気になるところです。下記のように紹介されて ...

『英国ドラマタイム』ポッドキャストをスタート

2024年7月から、ポッドキャスト番組「英国ドラマタイム」を始めました! イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私が、その魅力を語る番組です。おすすめのドラマや映画の紹介や見た感想、ロケ地や時代のことなど、話しています。 番組でおもに取り上げるドラマや映画は、イギリスの18世紀以降の上流階級の社交や日常生活を描いたもの。このブログでも紹介している作品です。 ダウントン・アビーザ・クラウンブリジャートン家ジェーン・オースティンやアガサクリスティ原作のもの  などなどまたヘンリー8世やエリザベス1世の時代のもの ...

天皇陛下と雅子妃殿下のイギリス滞在の日程を深掘りー2024年6月

記事にはプロモーションが含まれています 天皇陛下と雅子様がまもなくイギリスへ国賓として訪問されることになりましたね。 エリザベス女王葬儀の時お二人でイギリスへ行かれてはいるけれど、今回は特別。それはお二人にとってそれぞれ思い出の場所であるオックスフォードに行かれるからなのです。 天皇陛下は1993年に、ご自身のイギリス、オックスフォード留学の2年間の思い出を綴った著書『テムズとともに 英国の二年間』を出版されています。昨年復刊された本のあとがきには、下記の言葉を書かれています。 遠くない将来、同じオックス ...

『ギルデット・エイジ-ニューヨーク黄金時代』シーズン1あらすじ

ドラマ『ギルディット・エイジ』は、19世紀後半のニューヨークを舞台にした華麗な歴史ドラマです。 シーズン1は2022年1月24日にスタートし、瞬く間に話題を集めました。ドラマを手がけたのは『ダウントン・アビー』で有名なジュリアン・フェロウズ。 物語は、父が亡くなり一文無しになったマリオン・ブルックが、ペンシルバニアから名門ヴァン・ライン家の叔母たちを頼りニューヨークに向かうところから始まります。 新しい生活に適応しながら成長していく彼女の姿を中心に、旧来の貴族的なニューヨーク社交界の価値観と、新興富裕層の ...

『ブリジャートン家」ダフネとサイモンの心がつながる絵画鑑賞

ブリジャートン家のドラマの中では、たくさんの絵画が登場します。 その中でサイモンとダフネが一緒に絵を鑑賞するシーンがあります。このシーンは2人の心がつながる瞬間で、シーズン1でもトップに入る重要な画面です。 サイモンが家族について話し始めるところから、2人の心の交流が丁寧に描かれています。ダフネが絵の良さを語ることで、母に会ったことのないサイモンにとって、ダフネが大切な女性になる瞬間なのです。 絆の深まる象徴的なシーンを深堀して、さらに当時の社交界とアートの関係についても見ていきましょう。 シーズン1の重 ...

なぜイギリスといえば紅茶なのか?その歴史と文化を探る

イギリスと言えば、誰もが思い浮かべるものの1つが紅茶ではないでしょうか? 何世紀にもわたって紅茶はイギリスの日常生活の一部として深く根付いてきました。エレガントなティーポットやティーカップ、魅力的なアフタヌーンティーの3段トレイ、スコーンやショートブレットなど紅茶にぴったりなお菓子など、紅茶文化はイギリスのアイデンティティを象徴してます。 この2つは切り離せない関係にありますが、その理由はどこにあるのでしょうか? 今回は、イギリスと紅茶が密接に結びついた歴史的背景と文化的な影響を探ってみましょう。 カント ...

『ブリジャートン家』 Netflixドラマ シーズン3 あらすじ

プロモーションを含んでいます Netflixドラマ『ブリジャートン家』は、19世紀初めのロンドン社交界で、その名を知られるブリジャートン子爵家の8人きょうだいが、それぞれの愛と幸せを追い求める姿を描く大ヒットドラマ。原作はジュリア・クインのベストセラー・ヒストリー・ロマンス小説。 Netflix最高視聴者数ドラマとも言われています。 ドラマ・シーズン1 は、ブリジャートン子爵家長女(4番目の子)ダフネと、ヘイスティング公爵サイモンの物語でした。こちらは小説版でも1話目の「The Duke And I」(日 ...

Netflix『ブリジャートン家』のロケ地ガイド

プロモーションを含んでいます Netflixの大人気ドラマ『ブリジャートン家』の魅力の一つは、イギリス中に点在するお屋敷や歴史的建物がロケ地として登場していること。本物の歴史ある建物やインテリアが物語の世界をさらに素敵なものにしています。 ロケーションとして登場している建物の中には、実際に中に入れる場所や、庭園を散策できる場所もたくさんあります。 外観しか使われていない邸宅、同じ邸宅を色々なシチュエーションで使っていたりとすごく工夫されて撮影されているようです。なのでここでは詳細までは書くことはできません ...

ウェストミンスター公爵の結婚間近!公爵邸イートンホールは見学可能なのか調べてみました

イギリスには24人の公爵がいます(王室公爵は除くと)。(参照https://debretts.com/) その中の1人ウェストミンスター公爵が、来月2024年6月7日に結婚されます。1年前の2023年4月に婚約が発表されていて、英国王室のようなこの結婚のインパクトはどんなものだろうと関心があります。 現在の公爵は、第7代ウェストミンスター公爵のヒュー・グロブナー氏。2016年父親で第6代公爵ジェラルド・キャベンディッシュ・グロブナー氏が64歳という若さで亡くなられ、その跡を継いだ若い公爵。その時はまだ26 ...

『ダウントン・アビー』シーズン3・第3話「天国と地獄」あらすじ

この記事にはプロモーションが含まれます 『ダウントン・アビー』シーズン3・第3話「天国と地獄」のあらすじです。第3話ではタイトルの通り、天国から地獄に突き落とされたような試練に見舞われるイーディスが中心にストーリーが進みます。 その他に見どころとして、一家がピクニックで訪れた、伯爵が所有しているという邸宅”エリーホルム”のロケ地についても書いています。ぜひ最後まで読んでくださいね! これまでのあらすじ シーズン1第1話「嵐の予感」第2話「招かれざる客」第3話「欲望の代償」第4話「移りゆく心」第5話「嫉妬の ...

いつかは訪れたい!夢のカントリーハウスリスト

これまでに訪問したカントリー・ハウスの数を数えたら25館でした。まだまだだなぁという思いですが、しかし地図で見るとイギリス各地に点在しているもの北から南まで色々行けています。 こちらはまだブログに全て書いていませんので、少しづつ更新を続けていきます。 訪問記が書けてないそばから、行ってみたいと思うカントリー・ハウスや歴史的な邸宅が日々増えていきます。 例えば、登録しているHistoric Housesのメルマガで知ったお屋敷。または、映画やドラマを見ていて気になったロケーションを調べているうちにたどり着い ...

ウィリアム・モリスの壁紙が残るスピーク・ホール (Speke Hall)訪問記

500年の歴史を持ったお屋敷に、今も残されたウィリアム・モリスの壁紙。 スピーク・ホール(Speke Hall)は、ビートルズで有名なイギリス リバプール近郊のマージー川そばに建つカントリーハウスです、白壁に黒い梁や柱からできるデザインが美しいハーフ・ティンバーの建物。 中にはウィリアム・モリスの壁紙が当時の姿で残っている!と知りワクワクして行った訪問記をお届けします! (訪問日は2016年5月) スピーク・ホール(Speke Hall)の歴史 スピークホールは、ハーフ・ティンバーという梁や柱をそのまま外 ...

『高慢と偏見』の舞台裏:物語を形作る4つのカントリーハウスとそのロケ地

ジェイン・オースティンの不朽の名作『高慢と偏見』は、19世紀初めのイギリス社会を舞台に、愛と誤解、そして階級の壁を越えた人間関係の複雑さを描いています。 この物語には、魅力的なキャラクターとともに、彼らが生活する4つの象徴的なカントリー・ハウスが登場しています。 ペンバリー:ダーシーの本拠地。正真正銘の大邸宅で、エリザベスがダーシーに対する印象を大きく変えるきっかけとなった場所。ロングボーン::賑やかで暖かなベネット家の家庭。多くの家族ドラマが繰り広げられ、物語の中心的な舞台です。ネザーフィールド:ビング ...

【ジェーン・オースティン入門】19世紀イギリス小説と歴史背景のための案内書

ジェーン・オースティンの小説は、単なる恋愛物語を超えた深い魅力があり、世界中で愛読され、今でも多くの映画やドラマで取り上げられています。 恋愛模様にいつもうっとりさせられますが、ただのロマンス小説ではなく実態は鋭い人間観察と、19世紀のイギリス社会の描写は、当時の生活や女性の限られた行動の自由にも目を向けています。 このような社会の中で、素晴らしい作品を生み出したジェーンの才能は、今なお多くの人々に深い感銘を与えています。 ジェーン・オースティンが描いた幸せとは?
彼女からの問いかけは現代の私たちにもとっ ...

9日間の女王レディー・ジェーン・グレイとザイオン・ハウスの物語

英国のロイヤルファミリーの歴史に登場する、「9日間の女王」と言われた女性を知っていますか?名前は、レディー・ジューン・グレイ。 正式の歴代の国王・女王の系譜には彼女は出てこないジェーンの9日間はとても複雑な背景がありました。 死後300年ごろ、フランスの画家に描かれた有名な絵を見ながら、9日の女王と言われた背景と、運命の分かれ道となったザイオン・ハウスについてお話しします。 9日間の女王レディー・ジェーン・グレイ 「レディ・ジェーン・グレイの処刑」 ポール・ドラロッシュ 1833年 ナショナル・ギャラリー ...

ランハイドロック(Lanhydrock)大火災から復活したヴィクトリア朝のカントリー・ハウス訪問記

ランハイドロック(Lanhydrock)は、イギリスのコーンウォールにあるナショナルトラストが管理しているカントリーハウス。17世紀に建てられた建物は1881年に大火災に遭うという悲劇のあとほぼ再建されて現在にいたってます。 壮大な邸宅の中に保存されたビクトリア朝インテリアが19世紀の上流階級の生活様式をたっぷり見せてくれます。たくさんの豪華な部屋、子供たちのナーサリーエリア、使用人たちの仕事場のサービスエリアなどが、カントリーハウスでの1日が体験できるように見応えたっぷり。 印象的なゲートの建物と、刈り ...

『ブリジャートン家』 Netflixドラマ シーズン2 あらすじ

プロモーションを含んでいます Netflixドラマ『ブリジャートン家』は、19世紀初めのロンドン社交界で、その名を知られるブリジャートン子爵家の8人きょうだいが、それぞれの愛と幸せを追い求める姿を描く大ヒットドラマ。原作はジュリア・クインのベストセラー・ヒストリー・ロマンス小説。 シーズン2も始まりは社交界シーンから。 ヘイスティング公爵夫人ダフネがロンドンのブリジャートン家に戻ってきます。今日は社交界から避け続けてきたエロイーズの社交界デビューの日なのです。 シーズン2は、ブリジャートン家長男アンソニー ...

カントリー・ハウス使用人たちの朝のルーティン業務

カントリーハウスでは朝から晩まで使用人たちがそれぞれの役割の仕事をこなしていました。 イギリスのコーンウォール州にある、Lanhydrock(ランハイドリック)という邸宅での朝のルーティンを見てみましょう。 5時30分:キッチンのレンジを掃除し、火をつけ、やかんでお湯を沸かす6時30分:朝食室の準備:暖炉の網を掃除し、火をつけ、部屋のほこりを取り、朝食用のテーブルクロスを敷く。階段を掃除し、真鍮を磨く。15分間の休憩で祈りを捧げる。スタッフの朝食を用意し、後片付けをする。8時00分:お湯を沸かして家族が洗 ...

ジョージ3世とシャーロット王妃の前での演奏:モーツァルト一家のロンドン

昨年ロンドンの大英図書館に行った時、モーツァルト直筆の楽譜を見ることができました。 そこからモーツァルトとイギリスのつながりについて気になっていたのですが、この天才少年が家族でヨーロッパツアーをしていた時、現在のバッキンガム宮殿で演奏していたことを知りました。 国王夫妻の前で演奏した日、一家が滞在していた場所などもちゃんと記録に残っていて、歴史を遡れるようでとても嬉しい。 いつかロンドンでモーツァルトの足跡を辿る旅をしたいと考えている方に少し参考になればいいなと思っています。 ロンドンへ 1764年、春。 ...

イギリスの爵位の決まりごと

公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵。 イギリスに関する本、ニュース、映画や小説などに触れていると爵位が結構な頻度で登場します。 王室を筆頭に貴族たちが領地の大部分を所有して、彼らが政治や文化を動かしていた時代が長く、今でも貴族制度が続いているからです。 貴族構造や決まり事はとても複雑なのですが、少し知っておくだけで本や映画などが俄然愉しめるようになります。 英国貴族制度の決まりごと 公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵。 この5等爵の明確な序列がヨーロッパ各地の貴族にも広がっていったのは、現在のドイツにザクセン王朝のオ ...