今回は、ドラマ「ダウントン・アビー」がどうして人気なのか?私が思う理由を語ってみたいと思います。
昨年ロケ地となったハイクレア城に行った時も、アメリカからの訪問者がたくさんいてすごいなぁと感じたんです。
ドラマは全部で6シーズンも続き、その後は映画が2本も作られた。2025年には第3弾の映画も公開される!まだまだ人気は健在のようです。
「ダウントン・アビー」がなぜ人気なのか、その魅力について迫ります
こんにちは、英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私が、その魅力を語る番組です。おすすめのドラマや映画の紹介、見た感想、路地や時代のことなどを話しています。
7月は、ダウントンアビーの世界を深掘りします。そこで今日は、ダウントンアビーがなぜ人気なのか、魅力について迫ってみたいと思います。
もう知ってるよ、という方も多いと思うんですが、まず最初にどんなドラマなのか、少し説明します。
テレビドラマ、ダウントンアビーがイギリスのテレビ局、ITVで初放送されたのが、2010年9月。そこからシーズン6まで続き、一旦終了。その後に続編の映画が2本作られています。2本目の映画公開が、なんとドラマが始まってから12年後の2022年。これでも人気の高さがわかりますね。
物語のスタートは、第一次世界大戦勃発直前の1912年です。イギリスのヨークシアにある架空の屋敷、ダウントンアビーを舞台に、貴族のクローリー家と使用人たちの生活、そして当時起きていた社会の変化を描いた壮大な歴史ドラマです。
私は、実は最初あまり見ていなかったんです。ちょっと入れ込めないというか。
長女のメアリーの妹いじめとか、使用人たちの足の引っ張り合いとか、そういうのがあまり好きじゃなくて、うーんと感じで、あまり見ていなかったんですけど、でもカントリーハウスが舞台だから、ちょっとちゃんと見てみようかなと思って、見始めたら、このドラマすごいなって、なんでもっと早く見なかったんだろうって、ありがちな後悔をしました。
驚いたのは、シーズン1の第1話の始まりです。
イギリスの貴族の邸宅での1日がどのように始まるのか、キャストの動き、セリフ、映像で自然に見せてるんですね。たった数分の場面なんですけど、そこには情報量がたっぷりです。
ドラマと映画を合わせると、本が1冊、いやもっと書けるかなっていうぐらいのイギリスの文化や歴史が好きな人にはたまらない情報が美しい映像と物語と一緒に楽しめるっていう、ダウンタービーの魅力を細かく挙げていくときりがないんですけど、大きく取り上げるとこの3つです。
1つはキャストの描き方、2つ目は時代設定の上手さ、3つ目はロケ地の選び方です。
まずキャストですけど、登場人物を本当に丁寧に描いているので、もう1人1人でもドラマはできるんじゃないかっていうくらいです。見ているうちにその人物をずっと前から知っているような気にさせてくれて、一緒に成長していくみたいな。
そして時代設定の上手さ、このドラマを作ったジュリアンフェローズは本当に上手いなって思うんですよね。ちょうど時代が大きく変わっていく時期を選んでいます。戦争とか技術の進歩などで白尺家や使用人の人々の生活や考え方も変化していくんです。でもその変化についていけない人もいて、そういった葛藤とかもちゃんと出てきて、すごく心に響いてきます。
最後はロケ地です。ファイクレア城についてはまた別の機会に話しますけど、このお屋敷の作りとかがドラマに引き込まれるのに相当役に立っているなと私は思っているんです。そして他にも地城イーディスが突入したフランカスター城。ここはアニック城が使われているんですが、ファイクレアとは全く違うタイプのお屋敷を見せてくれて、ここでの物語もすごく素敵でした。
なんだか話し出すと止まりませんけど、今日はダウントンアビーがなぜ人気なのか魅力について迫ってみました。
次回は去年念願のファイクレア城に行ってみて、建物や部屋の作りがドラマに絶妙にはまっていると気がついたことを話します。
どうぞ次回も聞いてくださいね。