ブリジャートン家 映画・ドラマの中のカントリーハウス

『ブリジャートン家』 シーズン4完全ガイド!あらすじ&見どころ【Netflix】

2026-01-24

プロモーションを含んでいます

Netflixドラマ『ブリジャートン家』は、19世紀初めのロンドン社交界で、その名を知られるブリジャートン子爵家の8人きょうだいが、それぞれの愛と幸せを追い求める姿を描く大ヒットドラマ。原作はジュリア・クインのベストセラー・ヒストリー・ロマンス小説。

Netflix最高視聴者数ドラマとも言われています。

ドラマ・シーズン1 は、ブリジャートン子爵家長女(4番目の子)ダフネと、ヘイスティング公爵サイモンの物語でした。こちらは小説版でも1話目の「The Duke And I」(日本語タイトルは「恋のたくらみは公爵と)。

ドラマ・シーズン2は、ブリジャートン子爵アンソニーと、シェフィールド家長女ケイトの物語。小説版は2話目の「The Viscout Who Loved Me」(日本語タイトルは「不機嫌な子爵のみる夢は」)

ドラマ・シーズン3は、ブリジャートン子爵家三男コリンと、ご近所フェザリントン家三女のペネロペの物語。小説版は4話目の「Romancing Mister Bridgerton」(日本語タイトルは「恋心だけ秘密にして」)。

そして、2026年1月29日と2月26日には、シーズン4が配信!!ブリジャートン子爵家次男ベネディクトと、謎めいた女性ソフィーの物語。小説版は3話目の「An Offer from a Gentleman」(日本語タイトルは「もう一度だけ円舞曲を」)
『An Offer from a Gentleman』(日本語タイトルは『紳士からの申し出』)。

この記事では、シーズン4の主な登場人物と、各エピソードのあらすじをご紹介しています。ネタバレも含んでいますので、知りたくない方はご覧になってから戻ってきてくださいね。

配信は2026年1月29日と2月26日の2回に分けられています。シーズン3では日本時間16時の配信だったので、今回も同じかなと思っていますがどうでしょうか・・・

シーズン4、いよいよベネディクトの番です

シーズン4は、ブリジャートン家の次男・ベネディクトの物語。これまでずっと、恋に落ちていく兄や妹たちを、少し距離を置いて見てきた彼がついに主役になります。

ブリジャートン家の中で、私のお気に入りはベネディクトなので、今回はとても楽しみでした。

公式に発表されているあらすじによると、物語の始まりは仮面舞踏会。きらびやかな夜の中で、ベネディクトは“銀の貴婦人”と呼ばれる謎の女性と出会い、ひと目で心を奪われてしまうのだとか。

名前も知らない。
素性も分からない。
でも、忘れられない。

──この時点で、もうロマンティックすぎませんか?

しかも今回のシーズンは、ただの夢みたいな恋物語では終わらなさそうです。華やかな社交界の裏側や、身分や立場の違いといった「現実」にも光が当てられることが示されています。

夢見がちなベネディクトと、厳しい現実の中で生きる女性。公式コメントでも、「幻想と現実、その間にこそ愛がある」という言葉が語られていて、甘いだけじゃない展開を予感させます。

原作は、ジュリア・クインのブリジャートン・シリーズ第3作の『An Offer from a Gentleman(もう一度だけ円舞曲を)』。原作を知っている人なら、「あの物語がどう描かれるの?」と、もうワクワクしているのではないでしょうか。

仮面舞踏会から始まる、名前のない恋。ベネディクトは、この恋にどう向き合っていくのか。

ハラハラさせられつつ、画面から離れられなくなりそうですね。

▼ファン目線で深く踏み込んだ、ベネディクトの『迷走と愛の覚悟』についての考察はこちらのnoteの記事へ

#82 『ブリジャートン家』シーズン4・パート1!主役ベネディクトの物語を、見どころと感想を語ります|英国ドラマとカントリーハウス|yoko
#82 『ブリジャートン家』シーズン4・パート1!主役ベネディクトの物語を、見どころと感想を語ります|英国ドラマとカントリーハウス|yoko

この記事は、ポッドキャスト『英国ドラマタイム』#82『ブリジャートン家』シーズン4・パート1!主役ベネディクトの物語を、見どころと感想を語りますの内容を、読みものとして再構成したものです。 🎧 音声 ...

note.com

シーズン4の主な登場人物

シーズン4に登場する主な人物を、家系・立場ごとにまとめました。

ブリジャートン子爵家

ヴァイオレット・ブリジャートン ― ルース・ジェメル (Ruth Gemmell as Violet Bridgerton )
第8代ブリジャートン子爵の未亡人。8人の子どもを育て上げた母であり、社交界の経験豊かな助言者。

アンソニー・ブリジャートン ― ジョナサン・ベイリー
第9代ブリジャートン子爵。家督を継いだ長男。ケイトとの結婚後も、一家の要として存在感を放つ。

ケイト・ブリジャートン ― シモーヌ・アシュリー
第9代ブリジャートン子爵夫人。理知的で芯の強い女性。

ベネディクト・ブリジャートン ― ルーク・トンプソン(Luke Thompson as Benedict Bridgerton)
ブリジャートン家の次男。芸術家気質で自由を愛する。シーズン4では物語の中心人物

コリン・ブリジャートン ― ルーク・ニュートン
ブリジャートン家の三男。※シーズン3でペネロペ・フェザリントンと結婚。

エロイーズ・ブリジャートン ― クローディア・ジェシー
ブリジャートン家の次女。既存の価値観に疑問を持ち続ける知的な女性。

フランチェスカ・スターリング ― ハンナ・ドッド
ブリジャートン家の三女。静かな性格で、社交界の中でも独自の立ち位置に。※シーズン3でジョン・スターリングと結婚。

グレゴリー・ブリジャートン ― ウィル・ティルストン
ブリジャートン家の四男。現在イートンカレッジで勉学に励み中。

ヒヤシンス・ブリジャートン ― フローレンス・ハント
ブリジャートン家の四女。早く社交界に出たいためこっそりと舞踏会に登場している。

ガン(Gun)家/リー(Li)家 新たに登場する人物

レディ・アラミンタ・ガン ― ケイティ・リョン
二度の結婚と二度の死別を経験した未亡人。(リー子爵とペンウッド伯爵)しばらく社交界を離れていた。今シーズンは2人の娘を社交界デビューさせ、少なくとも1人を有利な結婚に導くことに執念を燃やす。華やかで鋭く、地位を脅かされることを何より嫌う。

ロザムンド・リー ― ミシェル・マオ
アラミンタの長女。美しく虚栄心が強く、母の期待を一身に背負う存在。今季、ベネディクトを明確なターゲットに定めている。

ポージー・リー ― イザベラ・ウェイ
ロザムンドの妹。おしゃべりで人懐っこく、姉とは対照的な性格。母からは軽視されがちだが、物語に思わぬ柔らかさをもたらす存在。

フェザリントン男爵家

ポーシャ・フェザリントン ― ポリー・ウォーカー
フェザリントン男爵未亡人。現実主義で策略家。

ペネロペ・フェザリントン ― ニコラ・コクラン
フェザリントン家の三女。レディ・ウィッスルダウンとしての顔を持つ。※シーズン3でコリン・ブリジャートンと結婚。

王室関係

シャーロット王妃 ― ゴルダ・ロシューベル
英国王妃。社交界の空気を支配する絶対的存在。

ブリムズリー ― ヒュー・サックス
シャーロット王妃に長年仕える側近。シーズン4では主要キャストに。

その他の登場人物

ソフィー・ベク ― イェリン・ハ(Yerin Ha as Sophie Baek)
ベネディクト・ブリジャートンの物語に深く関わる人物。

アリス・モンドリッチ ― エマ・ナオミ
ウィルの妻。シーズン4では物語への関与が増す。

ウィル・モンドリッチ ― マルティンス・イマンべ
元拳闘士。現在は紳士クラブを経営。

レディ・ダンベリー ― アッジョア・アンドー
社交界の重鎮。鋭い洞察力を持つ。

マーカス・アンダーソン ― ダニエル・フランシス
レディ・ダンベリーの兄。

ミカエラ・スターリング ― マサリ・バドゥザ
スターリング家の新たな人物。

ジョン・スターリング(キルマーティン伯爵)― ヴィクター・アリ
フランチェスカの夫

レディ・ホィッスルダウンの声 ― ジュリー・アンドリュース
社交界ゴシップ紙の語り手。

エピソード1『ワルツ 』The Waltz

仮面の夜が、物語を動かし始める

シーズン4の幕開けは、ブリジャートン家の使用人たちの朝から始まります。屋敷を取り仕切る女主人ミセス・ウィルソンを中心に、その日の大イベント――仮面舞踏会の準備に追われながら噂話に花を咲かせます。

出産のため遠くインドにいるアンソニー夫妻のこと、イートン校にいるグレゴリーのこと。そして「エロイーズは結婚しないだろう」「ハイアシンスはそろそろ社交界デビューかも」この使用人目線のゴシップが、今シーズンの重要な視点になるのです。

スコットランドからは、フランチェスカとジョン・キルマーティン、そしてエロイーズがロンドンに帰ってきました。

主役不在のブリジャートン家

一家の長であるアンソニーがインドにいるため、母ヴァイオレットは次男ベネディクトに家の采配を任せます。ところが彼は相変わらず自由奔放。「社交界の女性は退屈だ」と結婚を拒み続け母の頭痛の種になっています。

それでもヴァイオレットは、自分が主催する仮面舞踏会では紳士らしく振る舞うと約束させます。この約束がのちに大きな意味を持つことに。

女王とペネロペ、危うい共犯関係

一方、ペネロペとシャーロット王妃の関係にも変化が。王妃ははっきりと告げます。「今シーズンは友人として始めましょう。あなたが面白い噂話を書き続ければずっと友人よ」。

最新号では、今夜の仮面舞踏会が大きく取り上げられます。ただしペネロペは、噂が人の人生を壊すことも知り始めており、以前ほど無邪気に書けなくなっていました。

仮面舞踏会と“銀色の少女”

今夜は今期社交シーズン初の舞踏会。
テーマは”衣装や仮面で名前や身分をかくすこと。ダンスカードには衣装の名前を書いて踊る。12時になったら仮面を取る。

そこに現れたのが、銀色のドレスをまとった謎の少女ソフィー。彼女は明らかに場違いで、ダンスカードの扱いすら知らない。彼女に「真夜中までに帰るように」と忠告する使用人の言葉が、彼女の立場を暗示します。

同時に登場するのが、アラミンタ・ペンウッドと、二人の娘。計算高い長女ロザムンドと、無邪気な次女ポージー。ソフィーが彼女たちを避けようとする理由はなぜなのか?

仮面舞踏会の仮装一覧

ベネディクト:全身黒のミニマルなアンサンブル(シェイクスピア風)
ソフィー:銀の淑女(シルバーラメ・シフォンのドレス)
バイオレット:妖精の女王ティターニア
エロイーズ:ジャンヌ・ダルク(甲冑とボブ・ウィッグ)
コリン&ペネロペ:海賊(お揃いのペア仮装)
フランチェスカ&ジョン:伝統的な夜会服とハーフマスク
シャーロット王妃:女王自身(天体をモチーフにした巨大ウィッグ)
レディ・ダンベリー&マーカス卿:ギリシャ神話の神ゼウス
モンドリッチ夫妻:クレオパトラとマーク・アントニー
アラミンタ:喪服風の黒いドレス
ロザムンド:マリー・アントワネット
ポージー:人魚

ベネディクト、恋に落ちる

遅れて現れたベネディクトは、たちまち注目の的に。結婚話ばかり振られる社交界に辟易する彼の前に、初めて「違う」と感じる存在としてソフィーが現れます。

踊れない彼女に、テラスでダンスを教えるベネディクト。彼は「人として見られず、肩書きだけで求められる自分」に違和感を抱いていることを打ち明けます。ソフィーもまた、結婚に興味がなく、この世界に居場所がないと感じていました。二人は心を通わせます。

――しかし、真夜中の鐘。

ソフィーは正体を明かさぬまま逃げ去り、ベネディクトの手には、彼女の片方だけの手袋が残されます。

仮面の下の現実

ソフィーの正体は、アラミンタ家で働くメイド。舞踏会の「夢」は、ここで終わります。

一方その頃、ペネロペは王妃と「ベネディクトは今期結婚するのか?」という軽い賭けをしてしまいます。

レディ・ホイッスルダウンはこう記します。「筆者はベネディクトが結婚しないほうに賭ける。しかし皆様は自分の望みを信じてほしい。想像力を働かせると夢が実現可能に見えてくる。けれど、誰もがいつか必ず夢から覚める」。

ベッドの下に隠された一枚の手袋を見つめ、ソフィーは静かに微笑むのでした。

エピソード2『貫かれた時間 』Time Transfixed

銀のドレスの正体――夢の翌日に残されたもの

第2話では、ベネディクトが“銀色の仮面の女性”を探し続ける一方で、その正体であるソフィーの過去と立場が明らかになっていく。

夢の余韻と、現実の始まり

ベネディクトが銀色の仮面姿のソフィーをスケッチしている場面から始まります。彼女はすでに実在する誰かというより、忘れられない一夜の象徴になっているのです。

そこから物語は、舞踏会当日の舞台裏へと遡ります。

ソフィーは、継母アラミンタと義姉ロザムンドのわがままに振り回されながら、急きょ仮面や衣装を仕立てさせられていました。そして使用人仲間から一夜の舞踏会を楽しむことを後押しされる。身につける銀のドレスと靴は、屋根裏に仕舞われていた亡くなったペンウッド家の姉の遺品。

ソフィーの過去――なぜ名乗れなかったのか

回想の中で明かされるのが、ソフィーの出自です。

ペンウッド伯爵が新しい妻に向かって、ソフィーは“my ward”(私の被後見人だ)と紹介しました。つまりこの子は私の法的・社会的な管理下にあるという意味です。

なぜ娘ではないのか?実はソフィーは伯爵と使用人ミス・ペグの間に生まれた子供。家に置いて、血縁は認めているが、身分としては認めないという冷たい線引きをしているのです。

そのため継母アラミンタは、伯爵の死後、家名を守るためにソフィーを使用人の立場に押し込め、夢を見ることすら許しません。

舞踏会で名乗らなかったのは、勇気がなかったからではなく、名乗ればすべてを失う立場だったからです。

ベネディクトの空回りする探索

ベネディクトが社交界のあらゆる場に顔を出し、銀色の女性を探し続けます。

エロイーズとは、彼女探しを手伝う代わりに、社交界での付き添い役を引き受けるという奇妙な同盟を結び、ペネロペにはホイッスルダウンを通じた“呼びかけ”を頼みます。

しかし結果は空回り。誰もが自分こそが銀の女性だと言わんばかりに近づき、本物は一向に現れない。

ヴァイオレットが手袋の刺繍からペンウッド家の印を見抜き、ロザムンドが候補に浮上するものの、衣装の違いに気づいた瞬間ベネディクトは彼女を除外します。「条件」ではなく「記憶」を頼りに人を探すのが彼の不器用さです。

崩れていく関係たち

この回は、恋だけでなくさまざまな関係の亀裂も描きます。

  • シャーロット王妃とダンベリー夫人は、主従と友情の境界線で衝突する
  • エロイーズは、社会に迎合し始めたベネディクトに裏切られた気持ちになる

ソフィー、追放される

しかし物語は急転します。アラミンタはついに、ソフィーが銀の女性である可能性に気づき、彼女を屋敷から追い出します。

さらに、メイフェア一帯で働けないよう根回しをし、ソフィーの未来を完全に断とうとします。ポージーや使用人たちは助けようとしますが、ポージーから渡された宝石は偽物。希望は次々と砕かれていきます。

再会――夢の続きは、別の形で

追い出されたソフィーは、地方の屋敷で新たな職を得ます。そこで再び、ベネディクトと出会う。彼は彼女を「どこかで会った気がする」と感じながらも、彼女は名乗りません。「私はただのメイドです」そう言い切るソフィーを前に、二人は同じ馬車に乗り込み、ぎこちない沈黙の中で夜道を進む。

夢の続きは、まだ始まったばかりです。

エピソード3『 向こうの小道に広がる野原』The Field Next to the Other Road

近づくほど、遠ざかる――田舎の屋敷で試される距離

第3話では、ロンドンへ向かう途中で足止めされたベネディクトとソフィーが、田舎の屋敷で数日間を共に過ごす。そこで二人は惹かれ合いながらも、「主人とメイド」という立場の差を何度も突きつけられる。

一方ロンドンでは、ソフィーがいなくなったことに始まる使用人をめぐる“メイド戦争”が勃発し、社交界の裏側が思わぬ形で揺れ始めるのです。

田舎の屋敷で始まる対等ではない時間

ロンドンへ戻る途中、天候と距離の読みを誤ったベネディクトは、表札の「マイ・コテージ」と呼ぶには立派すぎる屋敷に立ち寄ります。

鍵の扱いも、火の起こし方もわからない彼に対し、ソフィーは迷いなく扉を開け、暖炉に火を入れる。ここで早くも、二人の生活力と階級の差がくっきりと描かれます。

怪我を隠していたベネディクトは高熱を出し、ソフィーが看病することに。意識が朦朧とする中、彼は彼女を「仮面舞踏会の銀の女性」だと思い込み、キスを求めます。

――皮肉なことに、彼は正しい相手に話しかけているのに、そのことに気づいていません。

ロンドンで広がるメイド戦争

場面はロンドンへ。

レディ・ホイッスルダウンは、ソフィーを失って困ったアラミンタが各家から使用人を引き抜いたことで起きたメイド戦争を書き立てます。

使用人の奪い合い、賃金をめぐる駆け引き、そして雇い主たちの身勝手。この騒動は一見コミカルなのですが、使用人が「交換可能な存在」として扱われている現実を、鋭く浮かび上がらせます。

近づく二人、引き戻されるソフィー

田舎の屋敷では、回復したベネディクトが自分のゲストとしてソフィーをもてなそうとします。

妹たちがかつて着ていたのドレスを勧め、自然を楽しむよう促す彼。しかしソフィーは自由な時間に落ち着きません。草取りをし、皿を洗い、
働かない自分に慣れないのです。

図書室で彼の絵を見て感嘆し、フランス語を読めることが知られる場面では、ソフィーの教養がさりげなく示されます。それは同時に、
本来なら別の人生があったかもしれないという可能性の提示でもあります。

二人は何度もキスしそうになり、冗談を言い合い、凧揚げではしゃぐ。けれど、そんな2人の様子に屋敷の管理人クラブツリー夫人は警告します。

階級という見えない線

決定的な瞬間は、ベネディクトが泳いでいるところをソフィーが偶然目撃する場面。からかい合いの末、二人はついにキスを交わします。しかしその直後、ソフィーは急に距離を取り、丁寧な態度に戻る。

楽しい時間のあとに来るのは、「これは許されない」という自己抑制。彼女はそれを、身を守るために身につけてきました。

クラブツリー夫人の忠告を受けたベネディクトは、銀の女性への想いに立ち返るべきだと言われ、突然、出発を決めます。キスを後悔している、と謝る彼の言葉は、ソフィーを深く傷つけます。

それぞれの目覚め

この回は、二人の関係だけでなく、他の人物たちにも静かな変化を与えます。

  • ヴァイオレットは、マーカスへの想いを認め、関係を進める
  • フランチェスカは、他者の関係性を観察しながら、自分の感覚に違和感を抱き始める
  • ダンベリー夫人は、シャーロット王妃との距離を保つため、あえて“挑戦”を仕掛ける

物語は少しずつ、それぞれの場所で動き出しています。

エピソードの終わりに残るもの

ロンドンへ戻る馬車の中、ソフィーは再びメイド服に身を包み、ネックレスを隠します。道順について意見を求められても、
彼女は静かにこう答えます。

「それは、私の立場ではありません。」

近づいたはずの二人の距離は、この一言で、以前よりもはっきりと引き離されます。

エピソード4『紳士からの申し出 』 An Offer from a Gentleman

境界線を越えた夜――“家族”と“恋”のすれ違い

第4話では、ソフィーがブリジャートン家に雇われることで、ベネディクトとの距離が近づく一方、越えてはならない線がよりはっきりと現れる。ベネディクトはついに想いを告白するが、その形はソフィーを深く傷つけるものだった。
同時に、ヴァイオレット、フランチェスカ、ダンベリー夫人それぞれが「自分の人生をどう生きるか」という選択に向き合い始めます。

シーズン4前半の決定的な転換点となります。

ブリジャートン家で始まる危うい共存

ペンウッド夫人によるブラックリストにより働き口を失ったソフィーを、ベネディクトはブリジャートン家へ連れて来ます。彼は雇用を申し出るものの、ソフィーはそれを屈辱として受け止めます。

最終的に、ヴァイオレットの判断で一時的な身の回り係として雇われることに。

屋敷では、ミセス・ウィルソンをはじめ使用人たちに温かく迎えられ、ベネディクトも約束通り距離を保ちます。しかし互いに意識してしまい、視線だけが何度も交差する気まずい日々が続きます。

家族という居場所への憧れ

ソフィーは屋敷での生活に安らぎを感じ始めます。同じ本を読んでいたことからエロイーズとも心を通わせ、知性が評価されることに驚きます。ヴァイオレットもまた、身寄りのないソフィーに母性的な感情を抱き、正式な雇用を申し出ます。ソフィーにとってそれは、長く夢見てきた家族の一員になる可能性でした。

銀の女性探し、再び

一方ベネディクトは、まだ“銀の女性”を諦めきれずにいます。

有力候補としてミス・ホリスが屋敷に招かれますが、彼女が仮面舞踏会にいなかったことが判明し、探索は失敗に終わります。その場にいたソフィーの存在が、彼の心をさらに揺らします。彼女を前にすると、他の誰も見えなくなるからです。

それぞれの人生が動き出す

そのほかの人たちの人生も進んでいきます。

  • ヴァイオレットは、マーカスとの関係を自分の意思で進める決意をする
  • フランチェスカは、自分が「期待される形の親密さ」に違和感を抱いていることに気づき始める
  • ダンベリー夫人は、アリスを王妃の側に送り出す決断を下す

どの人物も、こうあるべきから一歩外れ始めているのが印象的です。

告白、そして致命的なすれ違い

夜、使用人用の階段で再会したベネディクトとソフィー。抑えきれなくなった想いがあふれ、二人はついに一線を越えます。ベネディクトは情熱的に語ります。彼女にすべてを与えたい、と。

しかし彼が差し出した提案は、「愛人としてそばにいてほしい」というもの。それは、ソフィーが望んでいた「対等な居場所」ではありませんでした。彼女は深く傷つき、理由を告げずにその場を去ります。ベネディクトは、自分が何を失ったのか理解できないまま、立ち尽くします。

新たな脅威

夜明けとともに、ブリジャートン家の隣に新しい住人が到着します。――それはアラミンタ・ペンウッド。ソフィーにとって、最悪の再会が待ち受けていました。

前半(1〜4話)の注目カバー曲まとめ

  • 第1話:Life in Technicolor(コールドプレイ) ソフィーが初めて舞踏会へ足を踏み入れる、魔法のような瞬間に。
  • 第1話:DJ Got Us Fallin’ In Love(アッシャー) ダンスシーンを盛り上げる、エネルギッシュなリズムが特徴。
  • 第1話:Never Let You Go(サード・アイ・ブラインド) 王妃がレディ・ダンベリーを束縛する場面での、皮肉の効いた選曲。
  • 第2話:Enchanted(テイラー・スウィフト) ベネディクトとソフィーの切ない再会をフルオーケストラで演出。
  • 第3話:All I Wanted(パラモア) 交錯する恋心を描くシーンで、制作陣も「完璧」と認めたエモーショナルな1曲。
  • 第4話:bad idea right?(オリヴィア・ロドリゴ) 階段での情熱的なシーン。タイトルの通り、衝動的で危うい関係を激しいバイオリンで表現。

エピソード5『 』Yes or No

パート2(5〜8話): 2026年2月26日(木)の配信です!配信が開始され次第、こちらの記事でも後半エピソードのあらすじや見どころを追記していきます。ぜひまた戻ってきていただけると嬉しいです。

エピソード6『 』 The Passing Winter

エピソード7『 』 The Beyond

エピソード8『 』 Dance in the Country

『ブリジャートン家』シーズン4:よくある質問(Q&A)

Q:シーズン4は全部で何話?パート2はいつ配信される? 

A: 全8話構成です。配信スケジュールは以下の通りです。

  • パート1(1〜4話): 2026年1月29日(木)
  • パート2(5〜8話): 2026年2月26日(木)
    いずれも日本時間では16時頃の配信開始が予想されます。

Q:今作のヒロイン、ソフィー役のイェリン・ハはどんな人?

 A: 韓国系オーストラリア人の俳優です。大作ドラマ『Halo』などで注目され、本作ではシリーズ初の東洋系ヒロインとして抜擢されました。ドラマ版では原作の「ソフィー・ベケット」から、彼女のルーツを反映した「ソフィー・ベク(Sophie Baek)」に名前が変更されている点も注目です。

Q:原作小説を読んでいなくても楽しめますか?

 A: もちろん楽しめます!シーズン4は原作第3作の『An Offer from a Gentleman(もう一度だけ円舞曲を)』をベースにしていますが、ドラマ版独自のキャラクターや設定(ミカエラ・スターリングの登場など)が多く追加されています。原作を知っていると違いを楽しめ、知らないと純粋なサプライズを味わえるはずです。

参考記事
https://www.netflix.com/tudum/articles/what-is-a-ward-bridgerton
https://www.netflix.com/tudum/articles/bridgerton-season-4-soundtrack-pop-song-covers
https://www.netflix.com/tudum/articles/bridgerton-season-4-cast-release-date-news

▼Netflixでブリジャートン家をみる
https://www.netflix.com/jp/title/80232398


  • この記事を書いた人
プロフィール画像

yoko

イギリスの物語や、美しいお屋敷に心惹かれる方へ。

はじめまして。『Country House Stories』を運営しているyokoです。

イギリスの美しいカントリーハウス(上流階級の邸宅)と、そこを舞台にした映画・ドラマ・文学の世界を旅するブログを書いています。

『ダウントン・アビー』やジェーン・オースティン作品など、舞台となった館や暮らしを知ると物語が違って見えてきます。

現在はブログだけでなく、 ポッドキャストnoteオンラインお茶会を通して、 作品を「じっくり味わう時間」をお届けしています。

このブログが、あなたの「好きな物語」をさらに好きになるきっかけになれば嬉しいです。

-ブリジャートン家, 映画・ドラマの中のカントリーハウス