今回は、「ダウントン・アビー」のロケ地、ハイクレア城についての話です。
昨年この場所に行って、お屋敷の中を巡り、庭園を歩き回って感じたのは、ドラマの舞台としてこの場所ピッタリだったんだなと納得したんです。
どうピッタリだったと思ったのか、ぜひお聞きください!
ハイクレア城がダウントンアビーのドラマに絶妙にハマっていると気がついたこと
こんにちは、英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私が、その魅力を語る番組です。おすすめのドラマや映画の紹介、見た感想、ロケ地や時代のことなどを話しています。
7月は、ダウントンアビーの世界を深掘りしていきます。
私は去年の10月に、念願のハイクレア城に行ってきたんです。今日は、実際に行ってみて、建物や部屋の作りがドラマに絶妙にハマっていると気がついたことを話します。
去年か一昨年か、ポッドキャストでこのダウントンアビーのドラマのプロデューサー、ジュリアン・フェローズが、ハイクレア城が物語に適した素晴らしい家だって話しているのを聞いたんです。
このポッドキャストは、ハイクレア城の所有者、カーナヴォン伯爵の奥様のレディー・カーナヴォンが配信している番組で、ゲストにフェローズが登場していたのです。
夫人がなぜハイクレア城を選んだのか?と聞いた質問の答えだったのですが、ドラマを見た人はわかると思うのですが、ハイクレア城の中央に天井吹き抜けの広間があります。その周りに各部屋が配置されているのです。2階も同じです。
すごくシンプルでわかりやすくて見通しの良い配置がフェローズの言葉の意味だったのですが、それが行ってみてよくわかったのです。
これまで、いくつか他のカントリーハウスにも行ったことがあるのですが、ここまでシンプルな作りではないのです。巨大すぎたり、横にすごく長かったり、改築などでどんどん複雑な形になっていったり、階段とかで視界が遮られたり。
でもハイクレア城は入口から入ったら真っ直ぐ中央の広間に出ます。その周りにダイニングルーム、ライブラリー、応接間などが並んでいます。そして階段ホールがあって、広間に立っていると全部見渡せるのです。
ドラマの中だったら一度に全て映すことはできないのですし、物語の場面であちこちの部屋が映るのですが、でもものすごくシンプルな作りだから、見ている方もすぐ頭に入るし、「あれ、どこだったっけ?」とならないのです。
これはものすごく重要なことだなと思いました。
さっきからシンプルシンプルと言っているのですが、部屋の配置がシンプルなだけで、中は本当に美しかったです。吹き抜けの広間の天井はすごく高くて、明るい光がたっぷり入ってきているし、壁の装飾が本当に見事で、手が込んでいる手作業に感動しました。
彫像品や絵画とかも豪華で歴史を感じます。あのチャールズ一世の大きな肖像画もちゃんとありました。肖像画のインパクトが大きくて、あれもドラマですごくいい脇役を演じていました。
ハイクレア城は室内の写真が一切禁止されているので、しっかり目に焼き付けてこようと思って見てきました。
シンプルといえば、建物の形もすっきりしています。建物の周辺も、庭園や階段はごちゃごちゃしたものがないです。実際は美しい花が咲いている庭園は、建物からもう少し離れたところにありました。建物の周辺も視界が開けていて、見通しがよいので、芝生のところでガーデンパーティーやピクニックなどの場面もドラマの中であったと思うのですが、物語の場面として色々な設定が可能になったんだろうなと気がつきました。
建物に向かって道があって、そこを歩く人とか車を移すことで、この後何かあるなという期待感とか緊張感をもたらすのにも役立っていると思います。
ハイクレア城がダウントン・アビーの舞台として選ばれたのが本当によくわかりました。
ハイクレア城の訪問記はブログで書いています。概要欄に貼っているので読んでみてくださいね。
次回はダウントンアビーの魅力的なキャストについて、私の好きな人物もご紹介したいと思っています。
次回もぜひ聴いてくださいね。
-
『ダウントン・アビー』の世界・ハイクレア城への旅 - Country House Stories
この記事には広告が含まれています 2023年10月、『ダウントン・アビー』にはまって以来、念願だったハイクレア城についに行ってきました。これまで色々なカントリー・ハウスを巡ってきましたが、ハイクレア城
chstories.com