『ギルデッド・エイジ』の新シーズンが、2025年6月22日からスタートしました!!
シーズン2の終盤で描かれていた数々の火種が、シーズン3ではついに動き出します。
女主人の座を妹エイダに奪われたことに、どうしても納得できないアグネス。
そんな中、ペギーにはある“特別な出会い”が訪れるが、その未来は決して平坦ではない。
さらなる頂点を目指すバートラは、グラディスとバッキンガム公爵との婚約を目論み、
ジョージは、国家を揺るがす規模の鉄道事業にすべてを懸けていく。
それぞれの思惑が交差し、試されるのは──「本当に守りたいものは何か」。
まだ始まったばかりのシーズン3。静かに、しかし確実に動き出した“次なる時代の主導権争い”から目が離せません。
ここでは、1話ずつ楽しみながらあらすじをご紹介していきます(※ネタバレを含みますのでご注意ください)。
▼シーズン1と2のあらすじはこちらから
第1話「Who Is In Charge Here?」(決定権を持つ者)」
始まりは、アリゾナ州モレンシー。ジョージ・ラッセルは西部に到着します。
そしてニューヨークでは季節外れの大雪の中、通りを隔ててラッセル家とヴァンライン家の使用人たちが雪合戦をしている光景が・・・
【ラッセル家】
社交界の頂点を狙う母と、愛を選びたい娘。そして、父はまだ知らない。
バーサ・ラッセルは、すでに次の勝利に向けて動き出していた。間もなく訪れるバッキンガム公爵のため、新聞に来訪情報をリークし、世間の注目を集め、画家ジョン・シンガー・サージェントには、娘グラディスの肖像画を依頼。まるで社交界デビューの準備そのもの。
でもグラディスの心は公爵にはない。密かに愛を育むのは、ビリー・カールトン。2人の関係を知る兄ラリーは、母の圧力から妹を守ろうとするけれど、バーサの野望は止まりません。
その頃、ジョージ・ラッセルはまだ何も知らずに、西部の土地買収に奔走していた。彼が描くのは、「NYとLAを最短距離で結ぶ、国家規模の鉄道構想」。ルートはシカゴ経由、運賃収入の期待と建設費の半分を政府補助金でまかなうという、空前の規模。鉱山主たちとの交渉を、仲介人ジョン・レンジャーに託し、彼は土地の確保に全力を注いでいる。
【ヴァン・ライン家】
地位は妹に、誇りは姉に。奥様の座は譲っても、主導権は譲らない。
遺産を手にし“奥様”となった妹エイダは、夫の遺志を継ぎ、禁酒運動への支援に動き始める。でも、姉アグネスはその活動を快く思っていない。2人から異なる命令が下ることで、使用人たちは戸惑い、屋敷の空気は揺らぐ。
マリアンは、週3日間の教職を始め、新しい人生の一歩を踏み出す。その一方で、オスカーは相変わらず働く気配を見せず、母アグネスの不安は募るばかりです。
静かに進行する、それぞれの変化・・・
◇マリアンとラリー
ラリーは真剣な気持ちでマリアンとの関係を進めたいと願っているが、過去に2度の婚約破棄を経験したマリアンは慎重。「今度こそ、失敗したくない」──そう語る彼女の目は、決意と不安で揺れています。
◇オーロラ・フェイン
夫チャールズから、突然「別れたい」と告げられる。理由は“他に愛する女性ができた”から。
でも問題は法律で、紳士側からは離婚が言い出せない時代。罪のないオーロラが、裁判を起こさねばならないという理不尽な状況です。しかも社交界は離婚女性に冷たく、アグネスでさえ「公の場ではもう招けない」と言い出すのです。
◇ジャック・トロッター
ヴァン・ライン家の使用人のジャックは、ラリーと共に発明品の事業を軌道に乗せつつあるが、使用人が“主人と並ぶ存在”になることに、ラッセル家の使用人たちは冷ややか。階級を越える挑戦には、味方だけでなく、見えない敵も多い。
◇ペギー・スコット
小説連載が始まり、筆も乗る中で風邪に倒れる。しかし、アグネスが呼んだ医師は、彼女の肌の色を見た瞬間に、診察もせず帰ってしまう。アグネスは怒りを抑えられない。
第1話を見て・・・
今回とっても嬉しかったのは、実在の画家ジョン・シンガー・サージェントの登場。彼の描く肖像画は上品で華やかで、バーサが彼に依頼するのも納得です。会話の中で2つの肖像画が登場します。一つは有名な「マダムX」。そしてもう一つは多分こちらの肖像画だと思われます。
サージェントが描くグラディスの絵は、きっと公爵の前で披露されるのでは?と想像しています。楽しみです。
オーロラの離婚危機は意外でした。2人はいい関係に見えていたので。愛人を作り、一方的に離婚しろと告げるチャールズにびっくりです。そしてそれ以上に法律上紳士からは離婚を言い出せないから、とにかく離婚をしてくれと迫られるなんて。どうなるのかこちらも気になります。
第2話「What the Papers Say」
第3話「Love Is Never Easy」
第4話「Marriage Is a Gamble」
第5話「A Different World」
第6話「If You Want to Cook an Omelette」
第7話「Ex-Communicated」
第8話「My Mind Is Made Up」
『ギルデット・エイジーニューヨーク黄金時代』は、日本では現在U-NEXTでの放送のみのようです。まだ見ていない方はぜひこちらから登録をしてシーズン1&2と合わせて堪能してください。
※記事のタイトルは、『ダウントン・アビー』となっていますが、登録方法は同じ。『ダウントン・アビー』も全シリーズ楽しめます。