ダウントン・アビー ダウントン・アビー・シーズン2

『ダウントン・アビー』シーズン2・第3話「覇権争い」

2023-11-25

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『ダウントン・アビー』シーズン2・第3話「覇権争い」のあらすじ解説です。
物語に登場していたメアリーの髪を整えていた当時の”ヘアアイロン”や、ラビニアとカーライルの本当に関係についても深堀をしています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!


シーズン2・第3話「覇権争い 」あらすじ

ストラット将軍がダウントンを訪問。ブランソンが何やら怪しげな行動に!ハラハラする場面です。

舞台は1917年7月。

イザベルのダウントン・アビー病院化計画に、階上と階下が反発する中、オブライエンコーラを説得し、トーマスを病院長にすることを考えつきます。

ダウントンの部屋をどう使うのか・・・家族団らん場所だったライブラリーは、将校たちの娯楽ルームに。ピンポン台が持ち込まれてきます。家族が使えるのは小さなライブラリーの方。ダウントンのライブラリーは広く、柱で2つの部屋として仕切られているんです。さらに応接間にはベットが並べられ、ホールにはテーブルが並べられ食事スペースになっていきます。

シビルのアドバイスで、イーディスも患者の世話にあたり、彼女の細やかな気配りは患者の心を癒していきます。

メアリーロザムンドが調べた、ラビニアカーライルの関係についてマシューに話すのかどうか悩んでいます。ラビニアはカーライルにメアリーに本当のことを話すと脅されていたけれど、自分で話す決心をして打ち明けます。メアリーはそんなラビニアの言葉を信じて、マシューに話すことをとどまります。

運転手のブランソンはロシア革命を賞賛し、良心的兵役拒否者になることを計画。でも身体検査の結果兵役を拒否されます。なぜそこまでイギリス軍に怒りをもつのかシビルが尋ねると、反逆者に見えたという理由だけでイギリス兵に従兄弟が殺された過去を話します。

ウィリアムは出兵前にデイジーにプロポーズします。そしてアンナは地元のパブで働くベイツを発見し、彼は妻のヴェラが浮気をしている証拠を掴み、離婚を望んでいることを告げるのです。

ヘアアイロン

第3話ではヘアアイロンが登場したのを覚えてますか?メイドのアンナが街でベイツを見かけた日の夜、メアリーの寝室で電気ヘアアイロンを使ってで髪にウェーブをつけていました。このヘアアイロン、19世紀に発明されたマルセル・ウェーブマシンなのだそうです。

フランスの美容師マルセル・グラトーはフランスで最初の女性専用の美容院を開いた人で、彼の作ったウェーブはマルセルウェーブと知られています。その人が作ったヘアアイロンがマルセルウェーブマシン。最初の頃は持つところが熱くなりすぎ、髪を焼いたりして大変だったよう。
その後アメリカのファッション雑誌「ヴォーグ」にも掲載されて、おしゃれな女性のヘアセットに欠かせないものとなっていきます。

メアリーはカールをもっと練習してね!と指示をして、アンナは自室で練習をしていましたよね。メアリーは最新機器を使って、当時の流行りの髪型を取り入れていたんだなとわかるエピソードです。

ダウントンアビーの公式本、「The World of Downton Abeey」によると、当時の女性の髪型についてこんな説明があります。
当時の貴族の女性は、学習室を卒業するまでは髪を下ろした状態で過ごします。そして卒業後は髪を上げるスタイルに変わり、服の裾も長くなります。それが大人への移行を表しています。
そして成長に伴って、髪をブラッシングして飾りをつけるだけの簡単なスタイルから、より複雑なセットに変わっていきます。だからアンナやオブライエンのようにメイドに手伝ってもらう必要があるんですね。

当時の良家の女の子は、家庭内の学習室で家庭教師から教育を受けていました。通常14歳〜16歳ごろにここを卒業するのだとか。

マルコーニ騒動

伯爵の妹ロザムンドは、第2話で関心を持っていたラビニアとカーライルの関係を突き止めます。

それによると、ラビニアは叔父のジョナサンから極秘文書を盗み出し、それをカーライルに売った。その文書は、イギリスの首相をはじめ政府要人が発行まえの株で不正に儲けたことを暴露するために使われて、マルコーニ騒動として大騒ぎになったというものです。
さらに、ラビニアとカーライルは昔付き合っていた。その事実をメアリーからマシューに話させて、マシューとラビニアを別れさせよう!というのがロザムンドの計画です。

しかし、本当のところはカーライルから多額の借金をしていた父を救うためにラビニアがやったことだったのです。大臣たちの不正の証拠を渡せば借金を帳消しにすると脅されて・・・

このマルコーニ騒動。本当にあったことらしいのですが、無線通信の父を言われている、イタリア人発明家のグリエルモ・マルコーニの名前からきているようです。1909年にノーベル物理学賞を受賞して、あのタイタニックにもこのマルコーニの会社の人が無線室に乗っていたとか。ダウントンアビーでも、電報や電話が登場していましたが、通信革命を起こしたマルコーニ氏すごい人のようです。
でもこの人物と騒動のつながりがいまいちわからず・・・詳しい方がいらっしゃったらぜひ教えていただきたいです。

でもロザムンド叔母さんってちょっとひどいですよね。メアリーとマシューが別れるきっかけを作った上に、今度はマシューとラビニアを別れさせ、またメアリーと一緒にさせようとするなんて・・・自分の正義を振りかざしていますが、でも今後彼女の人を見る目の甘さが露呈するエピソードも登場します。

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