『ダウントン・アビー』シリーズの制作者、ジュリアン・フェローズが原作を書いたドラマがやっと日本での配信がスタートします！！
イギリスでは2020年に放映されていたそうだから4年経ってやっと。待っていましたという思いです。
配信は2024年3月25日からAmazon Prime VideoのスターチャンネルEXで、全6話の物語となります。
ジュリアン・フェローズ自らがみどころなどを語っているビデオを見て期待たっぷりなところで、ドラマの内容や見どころをまとめていきたいと思います。
ドラマ「ベルグレービア」は19世紀のロンドン高級住宅地での物語
『ベルグレービア』（Belgravia）は、19 世紀を舞台とした英国摂政およびビクトリア朝時代の歴史ドラマ テレビ シリーズ。ジュリアン・フェローズが2016 年に書いた小説が基になっています。
ロンドンの富裕層の住むエリア、ベルグレービア（Belgravia）が舞台です。この場所の中心地にあるベルグレイブ・スクエア。「ダウントン・アビー」でも登場していました。
ドラマの時代設定は19世紀、ヴィクトリアン朝のロンドンです。ベルグレービアの建設に関わっているトレンチャード夫妻と、ブロッケンハースト伯爵夫妻という階級が違う２家族が出会うという話です。
価値観が全く違う家族が出会う・・・さまざまなトラブルが起こることが想像できますね。
フェローズは物語は1815年のリージェンシー時代から始まり、その後1842年に移ると語っていました。イギリスが産業革命を経て、工業製品を大量生産して世界に売りさばき、植民地を広げていった時代。
ダウントン・アビーで考えると、ヴァイオレットが子供時代のころということになるのでしょうか。
どんなストーリーになっているのかとても楽しみです。
見どころ１・アフタヌーンティー
フェローズが語るドラマの見どころ１は、アフタヌーンティー。
今も大人気のアフタヌーン・ティーが登場したのは18世紀後半からで、きっかけはどんどんと時間が遅くなる夕食時間のため、空腹をさけるために昼食と夕食の間に何かをつまんでいたことです。
それを新しい食べ物や食べ方で正式な形にしたのが1840年代、第7代ベドフォード公爵夫人だと言われています。サンドウィッチ、ケーキなどと紅茶を、テーブルを囲んでの軽食ではなく、部屋のどこでも食べられるようにカップや皿が運ばれてくるスタイルに。
しかし、夕食時間がどんどん遅くなるなんてどういうことなのと思いませんか？
実はもともと夕食（ディナー）は16時ごろから20時くらいまでに食べられていました。そこから芝居やオペラ鑑賞に出かけ、その後に軽食を食べるという富裕層の夜の習慣でした。
1830年代になると夕食が夜の社交の時間となりどんどんと遅い時間にずれ込んでくるというわけです。
ダウントン・アビーでもディナーを理由に人を招待したり招待されたりとしていましたよね。
アフタヌーンティーがどんな形でドラマに登場するのか楽しみです！
見どころ２・1840年代のドレス
見どころの２つ目は1840年代のドレス。
1820年代から女性のスカートはどんどんと膨らんでいき、そのためにドレスの下は何枚も重ねて履くペチコートの層になっていました。そうなると重たいし、足元がうまく動かせないから大変。
そんな女性の悩みを解消するため1840年代に登場したのが”クリノリン”です！！鯨の骨とリネンでできた型をスカートの下に履くことで、スカートが膨らむし、足は自由に動かせるというわけです。
写真は1869年のW.S.Thomsonという会社のアメリカ製。こちらは鯨の骨なのかな・・・
コルセットで腰を締め、クリノリンでスカートを膨らませ、美しいデコルテを見せて、ティアラをつけ、手袋をはめて優雅に。本当に大変だっただろうなと楽な服を着て生活をしている私は思ってしまいます。
ドラマではどのようなドレスが登場するのかこちらもとっても楽しみです。
まとめ
さすがジュリアン・フェローズ！「ダウントン・アビー」でもすごいなぁと思ったのですが、面白そうな時代と場所を選んでドラマにするんだなと感心。
新しい姿に生まれ変わっていくロンドンで、階級が違う人たちが何を考えて生活をしていたのかを見る。その中で生まれたアフタヌーンティーやドレスの新しい形も一緒に楽しみたい。
「ベルグレービア」は6話のシリーズですが、2024年1月から3月に「ベルグレービア 新たなる秘密」というスピンオフドラマも放映されました。前回から約30年後の1871年が舞台の全8話の物語。1871年を選んだのはなぜだろう。こちらも気になります。
「ベルグレービア 秘密だらけの邸宅街」（原題Belgravia）の配信がスタートするということで、見る前のワクワク感たっぷりにお届けしました！！
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