ブリジャートン家 映画・ドラマの中のカントリーハウス

『ブリジャートン家』 Netflixドラマ シーズン3 あらすじ

2024-05-17

プロモーションを含んでいます

Netflixドラマ『ブリジャートン家』は、19世紀初めのロンドン社交界で、その名を知られるブリジャートン子爵家の8人きょうだいが、それぞれの愛と幸せを追い求める姿を描く大ヒットドラマ。原作はジュリア・クインのベストセラー・ヒストリー・ロマンス小説。

Netflix最高視聴者数ドラマとも言われています。

ドラマ・シーズン1 は、ブリジャートン子爵家長女(4番目の子)ダフネと、ヘイスティング公爵サイモンの物語でした。こちらは小説版でも1話目の「The Duke And I」(日本語タイトルは「恋のたくらみは公爵と)。

ドラマ・シーズン2は、ブリジャートン子爵アンソニーと、シェフィールド家長女ケイトの物語。小説版は2話目の「The Viscout Who Loved Me」(日本語タイトルは「不機嫌な子爵のみる夢は」)

2024年5月16日に、エピソード1〜4が公開されたシーズン3は、ブリジャートン子爵家三男のコリンと、ご近所フェザリントン家三女のペネロペの物語。小説は4話の「Romancing Mister Bridgerton」(日本語タイトルは「恋心だけ秘密にして」)。
でもそれだけでなく、社交界デビューした三女のフランチェスカ・ブリジャートン、次男のベネディクト、そして母ヴァイオレットの出会いも気になる・・・

この記事では、シーズン3の主な登場人物と、各エピソードのあらすじをご紹介しています。ネタバレも含んでいますので、知りたくない方はご覧になってから戻ってきてくださいね。

エピソード5〜8は、6月13日の公開です!日本は16時ごろとのことですよ。

シーズン3の主な登場人物

Netflixドラマ『ブリジャートン家』に登場する主な登場人物です。

ブリジャートン子爵家

ヴァイオレット・ブリジャートン 主演 - ルース・ジェメル
第8代ブリジャートン子爵の未亡人。8人の子供の母。

アンソニー・ブリジャートン 主演 - ジョナサン・ベイリー
第9代ブリジャートン子爵。ブリジャートン家の長男で、父の急逝によりブリジャートン子爵を継いだ。シーズン2でケイト・シャルマと結婚

ケイト・ブリジャートン 主演-主演 - シモーヌ・アシュリー
第9代ブリジャートン子爵夫人。

ベネディクト・ブリジャートン 主演 - ルーク・トンプソン
ブリジャートン家の次男(第2子)芸術家を目指しシーズン2ではロイヤル・アカデミーに入学するも退学。

コリン・ブリジャートン 主演 - ルーク・ニュートン
ブリジャートン家の三男(第3子)ヨーロッパ旅行から戻り、ロンドン社交界に集まった女性たちにモテモテ。

エロイーズ・ブリジャートン 主演 - クローディア・ジェシー
ブリジャートン家の次女(第5子)社交界を嫌い、自分らしい生き方を求めている。シーズン2でペネロペと仲違いし、今はクレシダと友人に。

フランチェスカ・ブリジャートン 主演 - ハンナ・ドット
ブリジャートン家の三女(第6子)今季社交界デビューし、王妃のお気に入りに選ばれる。シーズン3からハンナ・ドットにキャストが変更。

グレゴリー・ブリジャートン 主演 - ウィル・ティルストン
ブリジャートン家の四男(第7子)。

ヒヤシンス・ブリジャートン 主演 - フローレンス・ハント
ブリジャートン家の四女(第8子)。

エドモンド・ブリジャートン (シーズン3では登場なし)
第8代ブリジャートン子爵。38歳で急逝。

ダフネ・バセット (シーズン3では登場なし)
ブリジャートン家の長女(第4子)シーズン1でヘイスティングス公爵家に嫁ぐ

ブリジャートン家の子供の名前はアルファベット順!

Anthony(アンソニー)
Benedict(ベネディクト)
Colin(コリン)
Daphne(ダフネ)
Eloise(エロイーズ)
Francesca(フランチェスカ)
Gregory(グレゴリー)
Hyacinth(ヒヤシンス)

フェザリントン男爵家

ポーシャ・フェザリントン 主演 - ポリー・ウォーカー
フェザリントン男爵未亡人。ブリジャートン家に敵対心を抱いている。

プルーデンス・フェザリントン 主演 - ベシー・カーター
フェザリントン家の長女。シーズン2でダンスワース家に嫁いだ。

フィリッパ・フェザリントン 主演 - ハリエット・ケインズ
フェザリントン家の次女。シーズン2でフィンチ家に嫁いだ。

ペネロペ・フェザリントン 主演 - ニコラ・コクラン
フェザリントン家の三女。レディ・ウィッスルダウンというもう1人の姿を持っている。自分の容姿に引け目があり舞踏会ではいつも壁の花。コリンに長年片思い。

アーチボルト・フェザリントン 
フェザリントン男爵。シーズン1で死亡。

女性の名前がPから始まる!

Portia(ポーシャ)
Prudence(プルーデンス)
Philippa(フィリッパ)
Penelope(ペネロペ)
何か意味があるのかしら・・・

王室関係

シャーロット王妃 主演 - ゴルダ・ロシューベル
実在のジョージ3世妃シャーロット王妃が複数の人種の血を引く人物という歴史的推測に基づいた配役。

ブリムズリー 主演 - ヒュー・サックス
シャーロット王妃が英国に嫁いで以来仕える従僕。

ジョージ3世 主演 - ジェームズ・フリート(シーズン3では出演するのか不明)
英国王でシャーロット王妃の夫。妄想や幻覚、錯乱を伴う病気のため公の場に出ることはない。

その他

アガサ・ダンベリー 主演 - アッジョア・アンドー
かつてのシャーロット王妃の侍女で交界の重鎮。

クレシダ・カウパー 主演-ジェシカ・マドセン
社交界でダフネやペネロペに敵対する野心的な女性。シーズン3ではエロイーズと友人となりペネロペを不安にさせる。

デブリング卿 主演-サム・フィリップス
自然主義者の社交界では少し変わり者と思われている。

マーカス・アンダーソン 主演-ダニエル・フランシス
レディ・ダンベリーの兄。

ジョン・スターリング、キルマーティン伯爵 主演-ビクター・アリ
パーティーでフランチェスカと出会い、価値観が似ていることで通じ合っている

サマダーニ侯爵 主演-デビット・ムメニ
ウィーンに住む侯爵はシャーロット王妃とは友人関係。フランチェスカは王妃から紹介を受ける。

ウィル・モンドリッチ 主演 - マルティンス・イマンべ
かつて拳闘士をして、現在は紳士クラブを運営。ヘイスティング公爵の友人。

アリス・モンドリッチ 主演- エマ・ナオミ
ウィルの妻。叔母のケント男爵が亡くなり息子が莫大な遺産と邸宅を相続することに。

レディ・ティリー・アーノルド 主演-ハンナ・ニュー
アーノルド未亡人。熱気球のイベントでベネディクトと出会う。

マダム・ドラクロワ 主演 - キャスリン・ドライスデール
仕立て屋店主。

レディ・ホイッスルダウン 声 - ジュリー・アンドリュース
社交界のゴシップ紙を発行する謎の人物。ドラマのナレーションを担当。

その他の出演者についてはこちらの記事を参照させてもらいました。

エピソード1『光の当たる方へ』Out of the Shadows

1815年。新たなデビュタントの季節となり、ロンドンの社交界にみんなが戻ってきました。今季、ブリジャートン子爵家からは三女のフランチェスカがデビュー。

そんな中、コリン・ブリジャートンが4ヶ月の夏の旅から帰国します。フランス、スペイン、イタリア、ドイツなど17都市を旅行してすっかりと雰囲気が変わった彼を女性たちが取り囲む。

シーズン2の最後で、コリンが自分には関心がないと話していたを聞いてしまったペネロペは、変化したコリンを見て自分も変わろうと決心します。これまでのオレンジのドレスをやめ、シックな色を選び、シーズン初のレディ・ダンベリーの四季の舞踏会へ。ペネロペにとって3度目の社交界シーズンですが、結婚相手を探し母から離れ自由になろうと進み出します。そこで自然主義者のデブリング卿に出会います。ペネロペの自分を偽らないところや意見を持っている姿に良い印象を持ちます。が、ここでクレシダ・カウパーの邪魔が入った上、コリンの態度にも傷付き感情的に社交界ニュースの記事を書きます。

エロイーズは、ウィッスルダウンがペネロペだったこと、彼女が故意ではなかったものの陥れる結果になったことでペネロペと疎遠になり、新しい友人としてクレシダと付き合い始めています。

アンソニーとケイトは再びハネムーン期間を過ごすこととなります。

ある日ボクサーのウィル・モンドリッチは妻が大叔母のケント男爵夫人が亡くなり、その遺産が全て息子のニコラスに相続されると知らせを受けます。

レディ・ウィッスルダウンの社交界新聞が届く。
「コリン・プリジャートン氏は全く新しい人格を受け入れたようだ。しかし新たな人格は本当の彼なのか。それとも注目を浴びるためか。彼自身はわかっているだろうか」
コリンはこれを読み、過去彼女が人生を揺るがせたマリーナやエロイーズのことで、筆者を絶対に許さないと怒りをあらわにします。

エピソード2『月の輝き』How Bright the Moon

コリンからの提案で、魅力的な独身男性の心をいとめるためのレッスンを始めるペネロペ。1回目は散歩中に。夫を見つけるにはまず行動を起こさないとと、ペネロペの実力を見るために、男性の前で扇子を扇ぎ瞬きをするように言います。

2回目はマーケットで。ベネロペに一番大切なことは”他人の評価のために生きるな”ということを伝えます。外国でコリンが気がついたのは自分のことを知らない場所で、人の目から解放されて自分らしく生きることができたからだ。そしてペネロペは自分が安らぎが持てた場所は”ブリジャートン家のお茶会”でそこは”数少ない自分でいられる場所”だったと言います。

お互いに相手と共に過ごした時間や思い出が大切なひとときだったと語り合っているのに、気持ちがそちらに向いてないのが少しもどかしいくらいです。

3回目のレッスンは、ペネロペの安らぎが持てた場所ブリジャートン家の応接間。ここを舞踏会と思いテーブルで会った男性を口説くという設定。しかしペネロペは”心の底では賢くて面白い女性でいられると思っている。でも話そうとすると自分が失われて失言したり沈黙したりしてしまう”と。それに対してコリンは”何が正しいか気にするな。相手がどう思うか気にするな”と伝えます。ペネロペはここでもコリンに対する想いが溢れ、コリンの瞳の美しさを褒めるのです。そこへエロイーズが帰宅した声が聞こえコリンの書斎へ隠れる。机に置いてあったコリンの日記をつい読んでしまい、それを見て動揺したコリンは蝋燭の入ったガラスを割ってしまい手を怪我をしてしまいます。

その夜のパーティーでで話すコリンとペネロペを見ていてエロイーズは気持ちが落ち着きません。そしてクレシダにコリンがペネロペの夫探しに協力をしていると話してしまいます。

モンドリッチ夫妻が初めての舞踏会に出席します。そこでベネディクトは一度踊ったら妻を探している合図という社交界のルールを思い出さされます。しかしそれは独身男性のルール。社交界のルールは結婚を促さすためにあるとベネディクトはウィルに教えます。
結婚した男女には同じ相手と何度も踊ることも、1〜2杯酒を飲むというルールも破りベロベロに酔っていても許される。自分の役割を演じて結婚相手を見つけたら自由になれる。

フランチェスカは男性の注目をひきますが、なかなか自分の枠から出られずにいることを助けようとレディ・ダンベリーは彼女らしくいられる場所を設定します。まだ今季のダイヤモンドを選ばないシャーロット王妃に、フランチェスカを選ばせようとする企みです。王妃がパーティーから帰るところ「奥の部屋にあるジェラールの絵は見ましたか?」と伝えフランチェスカがピアノを演奏している部屋へ足を運ばせるのです。誰かの評価のためではなく、自分のために練習しているというフランチェスカの言葉を聞き王妃は大変満足します。

パーティーではコリンがペネロペの結婚相手探しを手伝っているという噂が広がっています。また泣きながら帰宅するペネロペ。

新ケント男爵になったモンドリッチ夫妻は、使用人室を含め全部で27室もあるという美しい邸宅に移り住んでいる。夫妻別々の寝室も、そして豪華な男爵夫人の宝石も相続しているのだ。

フェザリントン家も娘たちに息子が誕生したら、遺産が引き継がれるということで、結婚後子供を作ろうともせずのんびりしている娘たちをフェザリントン夫人は急かしている。

ウィッスルダウンの社交新聞が発行された。自分のことだけを書かないわけにはいかないペネロペは「フェザリントン嬢が結婚できる可能性は低かった。しかし今回のスキャンダルで全ての希望が消え去った」と書いた。

その夜心配で様子を見に来たコリンにペネロペはもう死ぬまでにできないかもしれないからキスをして欲しいと頼む。

エピソード3『自然の力 』Forces of Nature

ペネロペとのキスの後から、夢にまで登場する彼女のことが頭から離れないコリン。

1週間引きこもっていたペネロペの元に、ウイッスルダウンの正体を知っているエロイーズが心配して会いにくる。噂を流したのは故意ではなかったと伝える。

散歩するペネロペに対する世間の視線は冷たい。コリンと出くわし夫を探すためのレッスンをやめて、距離をおこうと確認し合う。

ある晩のパーティーで、今季最も有望な男性の1人としてダブリング卿に女性が視線を送っているが、野菜しか食べない自然主義へのこだわりの強さがみんなの気にするポイントになっている。

王妃のお気に入りに選ばれたフランチェスカのもとには毎日多くの男性が詰めかけていた。この後どういう展開が待っているのかをレディ・ダンベリーが説明してくれます。
「まず階級の低い殿方が興味を見せ、その後階級の高い殿方が来る。でもあなたの準備ができたと王妃様が感じたら最も階級の高い殿方が彼女から紹介されるはず。王家が親しくしている者とか。」

壁の花になっているペネロペの元に、デブリング卿がやってきた。2人はつまはじき者になっていることを語り合う。
肉食をやめた罪で皆から敬遠されるダブリング卿。
男の友人に夫探しを頼んだペネロペ。
ペネロペの素直な姿に新鮮さを感じるデブリング卿。2人が楽しげに話している様子を気にしながら見ているコリンの姿が。

ホーキンス熱気球のイベントで、デブリング卿に気に入れられようとペネロペとクリシダの争いが繰り広げられる。そんな中強風に煽られた気球をコリンたちが事故から救うことで、女性たちのコリン人気がさらに高まる。

このイベント中、ベネディクトはレディ・アーノルドと出会う。そしてフランチェスカは王妃の友人として、ウィーンに住むサマダーニ公爵を直々に紹介されるのです。

夜、ホーキンス卿主催の舞踏会が開かれる。大勢の人の中では疲れてしまうフランチェスカはサマダーニ公爵から離れ、外で1人静かに立っているところにやってきた男性と一緒に静寂を楽しみましょうと声をかけられる。

ペネロペはデブリング卿に、昼間は自分を偽っていたと話すと、彼は自分とそっくりな女性を探しているわけではないと伝える。
「自分のことを理解していて、私のように自分の特異性を受け入れている人がいい」と。

コリンは自分の気持ちをペネロペに伝えようとするができない・・・

エピソード4『昔からの友達 』Old Friends

コリンのレッスンのおかげで、ペネロペはデブリング卿の心をしっかりと掴み、彼はフェザリントン邸を訪問します。窓辺で自然を楽しめるようにと植木を持って。

ベネディクトはレディ・アーノルド邸に花束を持って訪問。

レディ・ダンベリーはアンガーソン卿と確執があるようですが

ブリジャートン家ではサマダーニ侯爵の訪問を待っているのですが、そこにキルマーティン伯爵がフランチェスカに会いにやってきます。自己紹介もしなかったままの舞踏会で出会った男性です。家族は特に話すことのない2人の関係を不思議がっていますが、2人はとても居心地が良さそうです。

新ケント男爵邸では、紳士クラブの運営を続けたいウィルに、社交界のルールに従ってやめるべきだとアリスは伝えます。ジェントルマンたるもの労働はしないのです。半分以上の顧客が口座を閉鎖してもウィルは続けるつもりです。

1790年から集められたコレクションを公開することにしたフェラー夫妻の邸宅に人々が集まっています。広いライブラリーにペネロペは喜んでします。デブリング卿はペネロペに、「夫が長い間旅に出て、妻は残って領地を管理する小説はあるか?」と、プロポーズを思わせるような質問をします。

キルマーティン卿と買い物に最中に出会うフランチェスカ。自分から彼に挨拶しに行きます。短い会話を交わしたのち、突然帰ってしまう彼に傷つきます。

デブリング卿がフェザリントン夫人にプロポーズの許可を求めにやってきました。夫人にとってメイフェアに24人の使用人を抱える邸宅と、2頭立ての馬車を持つ彼の資産は自分たちにも大きな影響を与えるので、もちろん承諾です。しかしペネロペの心は迷っています。もちろん。
愛などに期待するな、ロマンティックの意味は安定だと夫人は言い聞かせるのです。

夜の舞踏会では、2人のダンサーがキューピットとサイキを演じるバレエが披露されます。

フランチェスカのところに、昼間彼女が話したことから作った曲の楽譜を持ってきたと言うキルマーティン伯爵がやってきます。「自分は口下手だけど、表現の力を信じています」と。

フランチェスカはサマダーニ侯爵からドリンクも受け取らず慌てて帰宅します。楽譜を見て嬉しそうに演奏するフランチェスカを、ヴァイオレットは笑顔で見つめています。

遅れてやってきたコリンは、デブリング卿とペネロペの婚約を阻止しようとします。デブリング卿はペネロペが今もずっとコリンを想っていることに気がつきます。

またもや涙の中1人帰宅するペネロペの馬車にコリンが追いかけてきます・・・



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エピソード1〜4の背景話し

エロイーズが読んでいた小説(エピソード1)

エピソード1では、エロイーズが読んでいる小説についてコリンと話していました。

その本は、ジェーン・オースティンの『エマ』。シーズン3の舞台と同じ、1815年に発表されたオースティンの長編小説です。

主人公のエマ・ウッドハウスは、美しく裕福で独立心の強い女性。父親とイングランドの小さな村、ハイバリーに住んでいて友人のハリエットの結婚を世話することを楽しみます。自分の結婚に興味がないと公言して、他人の恋愛や結婚を取り持つちょっとお節介な人なのです。

そのお節介が物語の中でいくつかの誤解や失敗を起こします。自分の感情や他人の意図について誤解することが多く、これが物語の展開に大きな影響を与えるのですが、ブリジャートン家でも同じですね・・・

「ブリジャートン家」原作者のジュリア・クインもジェーン・オースティンに大いに影響を受けています。ジェーン・オースティンについてはこちらの記事でももう少し詳しく書いています!

レディ・ダンベリーが王妃に話したジェラール(エピソード2)

レディ・ダンベリーがパーティーを去ろうとしているシャーロット王妃を止めるため、「奥の部屋のジェラールの絵を見ましたか?」と尋ねます。

このジェラールとは、フランスの画家フランソワ・ジェラール(1770-1837年、Francois Gerard)のこと。外交官の父のもとでローマに生まれたジェラールは、フランスの巨匠ダヴィットに学び、ナポレオンの肖像も描くなど肖像画家として成功した画家です。その後も諸外国から肖像画の注文を受けていたと言う彼ですから、イギリスの邸宅にも彼の描いた肖像画があったのかも。

どういうつながりがあるのかはわかりませんが、ジェラールの絵の代表作の一つに、「キューピットとプシュケ」の絵があります。この神話画の題材がエピソード4でも登場します。

熱気球(エピソード3)

1800年代の初めは、熱気球の技術が大きく進展して、飛行実験と理論が発展した時期です。1783年のフランスのモンゴルフィエ兄弟による初の有人飛行以降、熱気球は改良され、その飛行技術が広がったのです。

イギリスでも、ロンドンで多くの飛行実験が行われたり、ロンドンからドイツまで18時間の飛行記録が樹立されたりしています。

気球飛行はたくさんの人の関心を引いて、ドラマの中のようなイベントで登場することが多かったようです。

熱気球の飛行技術を実用的で商業的に広めたこの時期の発展が、これからあとの航空技術の発展にも大きな影響を与えました。

エピソード4で登場した「サイキとキューピッド」

William-Adolphe BouguereauThe abduction of Psyche:photo public domain Wikimedia

先ほどのジェラールからもう少し時間がたち出てきた画家ウィリアム・ブーグロー。彼の描いた「サイキの誘拐」の絵が、バレエダンサーの踊るステージの床にオマージュで描かれていました。あの床はモザイクのようになっていましたよね。

ウィリアム・ブーグロー(1825-1905年、William Bouguereau)は、当時のフランスアカデミーを代表する画家で、国外からも多くの仕事の依頼を受けてきた画家です。

2人のダンサーも男性がキューピット(腕に羽が描かれてます)、そして女性がサイキ。

ストーリーは、古代ローマの神話に基づく物語で、愛の試練を乗り越えて、真の愛を見つける過程を表しています。

サイキは非常に美しい女性で、美の女神アフロディーテの嫉妬を引き起こします。彼女の命令でキューピッドはサイキを罰しようとするのですが、サイキに恋をしてしまいます。キューピッドはサイキを自分の宮殿に連れて行き、秘密裏に暮らすことになります。

サイキはキューピッドの正体を知りたいという欲求に負け、その後待ち受ける過酷な試練を受けます。その中で、サイキは自己発見と成長を遂げます。内面的な強さと愛の本質を理解するようになるのです。

ペネロペは、自信のなさやコリンの友情と恋愛感情の間での葛藤といった試練を乗り越えていきます。自信を持ち、自分自身を見つけ、コリンとの関係において新たな自分を発見することを絵が表しているのかもしれません。

ここまでの感想

シーズン3の前半ではペネロペの長年の片思いがどうなるのか?ということを中心に、フランチェスカやベネディクトの恋愛模様も出てきて先行きが気になりました。

そして、『ブリジャートン家』の物語の土台には、世間に期待される役割や人の目を気にして生きるのではなく、自分になることというのがあります。特にドラマではもっとその部分が顕著に描かれてます。人種・階級・性別などの垣根をこえることがシーズン1から登場していましたが、今回もさらに障害を持った人や、ベジタリアンなどの自然主義の人、自分のペースを大切にしている人や階級を飛び越えた人などを描くことで、新しい視点を与えてくれています。

私は、ストーリーよりもカントリーハウスの建物やインテリアの方が興味があるので、今回もいくつか新しい場所が登場しており、どこが撮影場所なのか調べるのがとても楽しみです。またシーズン1からもさりげなく登場する芸術へのオマージュも引き続きあり、そちらにも大満足!

しかし、シーズン2でも思いましたが、シーズン1ほどには気持ちが入り込めないなというのが正直な感想です・・・これはあくまでも私の感じ方ですが、繊細な人間像があまり描かれていなかったように感じます。まだざっと1度見ただけなのでそう感じているのか。いや・・・シーズン1は登場人物の物語が面白かっただけでなく、設定、舞台設定や音楽などレベルが高かったと思う。

さて、後半の6月公開の4話はどうなるのでしょうか。

エピソード5〜8は6月13日の公開です!!

エピソード5『タイムリミット』Tick Tock

コリンがペネロペを連れてブリジャートン家の応接間で婚約を発表した。でもペネロペの秘密を知っているエロイーズは本当の自分を見せずに愛されるはずはないと言う。

シャーロット王妃は自分の選んだフランチェスカが、サマダーニ侯爵よりもキルマーティン伯爵と似合いだというレディ・ホイッスルダウンの新聞に不気味に微笑む。凡庸の相手を選んだフランチェスカを批判しない筆者が失落したと。
そこで王妃は反撃の良い機会と、ホイッスルダウンの正体を示す証拠を持ってきた人に報奨金5000ポンドを与えるという声明を出す。

フランチェスカとキルマーティン伯爵は散歩の中で結婚を意識し出す。

旅先からアンソニーとケイトは妊娠のニュースを持って帰ってきたが、コリンのニュースで伝えるタイミングを損なう。

新聞で知った娘の婚約にポーシャはペネロペを傷つける言葉をぶつけるが、そこに立ち寄ったコリンはペネロペを愛していると伝える。

コリンはブリジャートン家が所有している別邸にペネロペを連れて行き2人は結ばれる。ペネロペは秘密を明かそうとするが機会を失い、その上シャーロットの王妃の声明で言い出せない・・・

クレシダは高齢のグリアー卿と結婚をさせられそうになっている。社交界の模範になるという彼は妻には灰色や茶色の服を着て、子供は4、5人欲しいと望む。絶望するクレシダは王妃の報奨金ニュースに目が眩む。

ブリジャートン家ではコリンとペネロペの婚約パーティが開かれ、関係者がたくさん集まっていた。

ケント卿家族。モルドリッチ家では息子を社交界に出すために準備をしていたからだ。
フェザリン家からは、ペネロペと夫人が。
アンダーソン卿も、レディ・ダンベリーの渋い顔も気にせずヴァイオレットに話しかけている。
ベネディクトはアーノルド夫人と、フランチェスカはキルマーティン伯爵とパーティーを楽しんでいる。
クレシダは招待されていないのに押しかけてきたようだ。

エロイーズは、ペネロペがいつコリンに自分がホイッスルダウンであるという真実を話すのか、執拗に迫り期限を0時にするという。

そんな中、ホイッスルダウンは自分だとクレシダがアナウンスする。

エピソード6『恋心だけ秘密にして』Romancing Mister Bridgerton

レディ・ホイッスルダウンは自分だとクレシダ・カウパーが宣言したことが、社交界中に広まる。

ペネロペは、クレシダのことを批判する記事を書こうとするが上手く書けない。インクで真っ黒になった手を隠しながらペネロペは会いにきたコリンから婚約指輪を受け取る。

クレシダは今回の騒動で父をさらに激怒させ、ウェールズに住む叔母の家に送られることになってしまう。

ジェントルマンクラブを売却することに決めたモンドリッチ夫妻に、レディ・ダンベリーは社交界でゲームに勝ちたいなら主導権を握るべきだとアドバイスする。それは舞踏会を開くということだった。

ブリジャートン家の応接間で、フランチェスカとキルマーティン伯爵は、結婚を決めたことを家族に報告する。しかしヴァイオレットは発表をもう少し待つようにいう。シャーロット王妃がサマダーニ侯爵とのことを不満に思っているはずだからとしているが、本当は情熱が感じられない2人の結婚に母親として迷いを感じているのだ。

エロイーズは、自分がペネロペの秘密をコリンに話し、兄を傷つけることはしたくない、だからペネロペにこの機会に記事を書くことを辞めさせようと説得する。

クレシダとカウパー夫人はシャーロット王妃に呼び出させれる。王妃はなぜ5000ポンドというホイッスルダウンにとって安い報奨金に申し出たのかと疑っていた。

フェザリン夫人は、ペネロペにコリンに全力をつくし、夢や願いを支援するようアドバイスする。それは夢など持てない女性の精一杯の生き方だと夫人が信じてやってきてことだったからだ。運が良ければ夫を通じて夢は叶うかも、でも自分の結婚は辛いものだったと・・娘が自分より成功することをいつも願ってきたとペネロペに語る。

ヴァイオレットに近づこうとする弟を遠ざけるために、レディ・ダンベリーは未亡人たちを紹介する。アンダーソン卿は自分に対しての姉の冷たい態度の理由は、結婚から逃れようとしていたことを父親に密告したからだと聞かされて驚く。

ベネディクトはアーノルド夫人から友人のポールを紹介される。2人の関係には何か秘密があるようで・・・

上流階級の女性が結婚するためには不可欠な、持参金を父親からもらえないと知ったクレシダは、母から記事を書き報奨金を得るように言われるが、彼女には文章を書く才能がない。

そこで母娘は協力してモンドリッチ主催の舞踏会に合わせて記事を発表する。

ペネロペはエロイーズに記事を1回発行して、クレシダを失墜させると言う。それだけ新聞の力をあるのだと。

ペネロペは第1回目の記事に内容を持ち出し、自分がなぜ新聞を書くことにしたのかエロイーズに語る。「家畜のごとく3姉妹が無粋な母親に結婚市場に出される。」自分たちのように意見を言えないものには書くしかなかったからだと。でもそれが多くの人を傷つけることになったことも十分にわかっていて、今はその力を良い方に使いたいと思っているのだ。

しかしエロイーズとの会話を聞いて後をつけていたコリンに、ペネロペは印刷所に原稿を持ち込んだ姿を見つけられてしまう。

エピソード7『手に手を取って』Joining of Hands

ペネロペはコリンから、嘘をつき家族を苦しめたことを絶対に許さないと言われる。

ついにクレシダが発行した社交界新聞がメイフェアに配られる。記事には完璧なふりをしているが邸宅の中で本当は何が起きているのだろうかというブリジャートン家を批判する内容が含まれていた。

それから少し遅れて、真のホイッスルダウンと称する社交界新聞が配られる。

”噂話であっても私は常に真実を語る。嘘は我慢ならない”と始まる紙面には、クレシダ・カウパーが決して書くことができない、他の誰も知らないような噂話を書き連ねていた。

いっとき成功したかのように思えたカウパー親子の行動もすぐに嘘がバレてしまった。

ヴァイオレットはずっと悩んでいた。フランチェスカの結婚のこと、それして王妃への報告のタイミングを逃したことだ。

フェザリントン家では、ヴァイオレットとコリンも参加して披露宴の打ち合わせを行なっていた。しかし明らかに様子がおかしいコリンとペネロペの様子を見て、2人の母親は心配そうだ。

前回自分と友人のポールのキスを目撃し、慌てて帰ったベネディクトに関係を伝えるアーノルド夫人。ポールとの関係はたまに男女の関係がある友人関係。そして彼は男性とも関係を持つ。人と人との間に芽生える感情は自然だと思っているアーノルド夫人は、ベネディクトがポールに対し何かしら感じているのならと3人での関係をさりげなく誘われる。

ヴァイオレットの元にアンダーソン卿が訪ねてくる。フランチェスカの問題が解決したら2人の関係をもう少し進めたいという誘いに、ヴァイオレットは自分に解決しないといけない問題があるのでは?と伝える。

ウェールズからロンドンへ叔母が向かっていることをカウパー夫人から伝えられるクレシダ。母親として娘を助けたいがそうすると夫に自分も田舎に送られると考えている。

悩む娘にかける言葉は、夫人が自分が経験から学んだ女性としての生き方だ。”他人を当てにしないで自分の力で生きること。特に女性は助け合わないから・・・”

結婚式前夜、コリンは、ベネディクト、キルマーティン、モンドリッチとお酒を飲んでいる。ヴァイオレットに嫌われていると悩むキルマーティンに、ベネディクトは礼儀正しすぎることが問題だから、大胆なことをして自己表現するべきだとアドバイスする。

同じ夜、ペネロペはマダム・デラクロアに会いに行く。コリンにバレてしまったこと、そして彼女の関与は知られていないことを話す。秘密を抱えて苦しかったが、やはりコリンに知られて嫌わてしまったこと。そして書くことをやめることはとても難しいと悩むペネロペを励ます。

「過去には戻れないが、できるのは自分の選択に従い前を向いて歩くこと。真実の愛を得るためには、まずは本当の自分を受け入れることだと。」

コリンが家に帰ってくると、悩む彼をサポートしてほしいと頼まれたアンソニーとケイトが待っていた。

ケイトは「誰もが秘密を持ち時折過ちを犯す。あなたは彼女をずっと大切に思ってきた。あなたが知った何かはその気持ちを覆す?一つの過ちで彼女との関係を決めないで」と告げる。

(このセリフはこの回の鍵なのではと私は思ってます。)

結婚式は無事に執り行われる。

そしてフェザリントン夫人が娘のために心を込めた披露宴では、ダンスをする新郎新婦とフランチェスカとキルマーティンの姿も。

そこへ突然やってくるのはシャーロット王妃だ。レディ・ホイッスルダウンがブリジャートン家にいると信じていて、今すぐ申し出るようにと言う・・・・

エピソード8『白日の下に』Into the Light

ペネロペの元に、窮地に陥り必死にレディ・ホイッスルダウンの正体を掴もうと動いていたクレシダが訪問する。シャーロット王妃の報奨金の倍を要求し、もし払わなければ正体を暴露すると脅しにきたのだ。

信用を失ったクレシダの言うことなど誰も信じないというペネロペ。

そこにやって来たフェザリントン夫人に試してみようとクレシダは自分の推理を話す。

・読書好き
・影が薄いので長い間姿を消すのも簡単
・敵と見なすものは記事で恥をかかされた

なぜ自分の娘がホイッスルダウンだと気が付かなかったのか?と。

脅迫を受けたことをコリンに話すと、婚姻を無効にする正当な理由を与えてしまうから黙っているように言う夫人に対し、ペネロペはもう嘘はつけないと言い返す。

宮殿でシャーロット王妃とレディ・ダンベリーがチェスをしながらレディ・ホイッスルダウンについて話している。レディ・ダンベリーは最近の記事から筆者の弱さが見えて、自分を見つけようとしていると感じているようです。決して王妃に勝負を挑んでいるのではなく、弱いプレイヤーとしてゲームを続けようとしているだけだと。ご自身にもその気持ちがわかるのではないかと意見します。

ペネロペの結婚後、自分たちも妊娠で社交界に出られなくなる自分たちのために、プルーデンスとフィリッパで舞踏会を開くことを計画する。テーマは紫、オレンジ、クリスタル、金とたくさんの花、そして虫。資産に余裕がないダンクワースとフィンチは不安な顔をする。

カフェで結婚式の予定を話すヴァイオレット、フランチェスカとキルマーティン。家で挙式をした後はキルマーティン伯爵の本拠地、スコットランドのハイランドに住む計画に、ヴァイオレットは遠すぎると驚く。遠いから真の安らぎが得られる、静寂が楽しみだと2人は希望たっぷりの様子。

脅迫を知ったコリンはクレシダを説得しにいくが失敗に終わり、脅迫金額が倍になった。全てが終われば家族の不変の愛で解決するというコリンの話に、自分の家族とブリジャートン家は正反対だと気づくのだ。

レディ・ダンベリーの応接間では、ヴァイオレットとスコットランドのお酒を楽しむ夜の時間が訪れています。弟とヴァイオレットの今後について自分には許可なんていらないと話します。そしてヴァイオレットの父とひととき関係があった自分の遠い過去についても、2人の中ではこれ以上話さなくてもいいのだと、お互いの強い友情関係を確認し合います。

フェザリントン夫人の元にダンダス氏が再びやってくる。貧しく借金のあったペチュニアおばさんからの遺産というのは、従兄弟のジャック・フェザリントンが違法に得たお金だという証拠を揃えたというのだ。今週には王室に証拠を提出。そうするとフェザリントン男爵の称号も取られるだろうと告げられる。

ついに、フランチェスカの結婚の日。遠くに行ってしまう娘に悲しさがあるヴァイオレットにフランチェスカは語る。「賑やかな家の中では自分の声が聞こえないことがある。でもジョンといると自分の声が聞こえる。スコットランドの静けさと美しさのもとで、自分自身を知って皆に私を知ってほしい」と。ヴァイオレットは2人のようなゆっくりな愛の形があるのだと娘から学んだのだ。

披露宴でキルマーティン伯爵が語った、ブリジャートン家への感謝の言葉はとっても感動的・・・こちらはぜひドラマの中で聞いてください!!

3人の関係を楽しんでいたベネディックに、アーノルド夫人から2人の真剣な交際を望まれる。でも彼はもっと自由に楽しみたいという思いが募っていた。次に知ることが私を大きく変える気がするという確信もあるようだ。

ダンスワース&フィンチ舞踏会の日。フェザリントン家のヴァリーが手配した演出にフィリッパたちは大歓迎。費用を出してくれたと母に感謝する2人だが裏で資金を出していたのはペネロペだったのだ。

舞踏会に王妃が登場。そしてレディ・ホイッスルダウンが記事を書き続けることを認め、みんなの前で正体を明かす機会を与えてくれた。ペネロペが出した手紙が効いたのだ。

ペネロペの告白後に会場に漂う微妙な空気を、フィリッパの考えた素敵な演出が一掃した。この時に登場するのはフェザリン家の家紋にも入っているあの虫です!!!

コリンとペネロペは危機を乗り越えてやっとお互いに心から向き合えるようになった。そしてフェザリントン家のお金の問題も、彼女が長年稼いだお金で解決。

クレシダは1人寂しくウェールズ行きの馬車へ。

そしてエロイーズとキルマーティンの従兄弟も同行して、キルマーティン夫妻はスコットランドに旅立っていく・・・・

▼Netflixでブリジャートン家をみる
https://www.netflix.com/jp/title/80232398


-ブリジャートン家, 映画・ドラマの中のカントリーハウス