『ダウントン・アビー』シーズン1の第3話。タイトルは「欲望の代償」です。
ちょっと気になるタイトルですよね。誰のどんな欲望なのでしょうか。
第3話「欲望の代償」のあらすじ
1913年3月。
ダウントンアビーにメアリーが好意を寄せているイブリン・ネイピアがやってきて狩りをすることになった。
ブランサム子爵の跡取り息子で資産もある。
だから、メアリーの祖母ヴァイオレットや母コーラにとって、マシューがダメならネイピアが次の婿候補に!となったよう。
ネイピアは友人でオスマントルコの外交官のケマル・パヌークを連れてきていた。
イケメンの彼にメアリーは一目で気にいる。(表情が一気に変わるのをお見逃しなく笑)
彼のイケメンは全ての人に共通で、伯爵自身も、使用人たちもざわめくくらいなのだ。
ディナーの席で、仲良く話すメアリーとパヌークに、ネイピアもマシューも気がきでない様子。
そして夜がふけて、パヌークはメアリーの部屋に突如やってくるのだ!
なぜ部屋がわかったの??
ここにも裏であのトーマスが関わっているのだ。
メアリーはパヌークと関係を持つのだが、その最中に心臓発作で亡くなってしまう・・・
メアリー、コーラ、家政婦のアンナは、遺体を彼の部屋に戻し、何もなかったことにしてしまいます。(恐ろしい・・・)
しかしその怪しげな様子を、早朝仕事を始めているキッチンメイドのデイジーが見ていた。
ちょっとハラハラするメアリーとパヌークのストーリは、上の動画を見てくださいね。
さて、メアリーが全く相手にしないマシューに近づくのは次女のレディー・イーディス。
ダウントンの街にある教会を見たいと言っていたマシューを案内することに。
階下では、グエンがタイプライターを部屋に隠していることがみんなにバレてしまう。
通信教育で、タイプと速記を学んでいて、秘書を目指しているというのだ。
「ここの仕事を辞めたい。自分のやりたいことじゃない」と。
そんなグエンに、執事のカーソンは「この家で働きたがる娘は大勢いる」と言います。
みんなの驚いた顔に自信をなくすグエンに、アンナやベイツは優しく応援します。
そしてさらに強力な応援者も出てきて、こちらも必見です。
ベイツは自分の脚を直したいと、足の矯正具を購入します。
しかしそれは足を傷つけて、日常生活にも支障をきたすような物だった。
ヒューズにそのことがバレて、2人は矯正具を捨て去ります。
ベイツとヒューズさんが心を通わした出来事でした。
ダウントン・アビーの庭園は、風景式庭園(ランドスケープガーデン)
第3話では、ネイピアとパヌークを招いて、ダウントン・アビーの敷地で狐狩りがおこなわれました。
猟犬を引き連れて、馬で原っぱや、小高い丘、川にかかる橋などを通る圧巻なシーンでした。
壮大な庭園は、自然にできたような風景に見えますが、実は人工的に作られた風景式庭園と呼ばれるものなんです。
18世紀のイギリスで流行した庭園のスタイル。
左右対称とか、きっちりと作られた整形式庭園とは違い、見渡すかぎり自然と一体。
川をせき止めて人工的に湖を作ったり、その周りにさまざまな種類の木を植えたり、起伏のある大地に林や芝生の広がる空間を作り、古代の神殿などの建築物を置く。
そんな美しい自然風景を庭園の中に作り出したのです。