ダウントン・アビー ダウントン・アビー・シーズン2

『ダウントン・アビー』シーズン2・第8話「突然の悲劇」あらすじ

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ダウントン・アビー』シーズン2の第8話「突然の悲劇」のあらすじと見どころです。

次はまた何が起こるのか?と気になるタイトルですが、結婚に向けた準備を進めているマシューとラヴィニア、そしてベイツとアンナに辛い試練が襲います。

見どころでは、ダウントンのディナーのメニュや決まり事について書いています。美味しそうで豪華な3コースメニュー。ここまで丁寧にディナーの場面を見ていなかったので本当にこうなっているのか改めて見て確認したくなりますよ。

シーズン2・第8話「突然の悲劇」あらすじ

1919年4月。ダウントン・アビーがラヴィニアとマシューの結婚式の準備を進める中、シビルとトムは、彼の仕事のあるダブリンに移住して結婚することを発表し、家族に衝撃を与える。第7話でシビルは駆け落ちをしたのですが、追ってきたメアリーとイーディスによって一度家に戻ってきたのです。

そんな中流行しているスペイン風邪で、カーソン、コーラ、ラヴィニアらが倒れたため、事態は一転し、結婚式はお預けとなってしまいます。

職も住居も失っているトーマスはこの事態を口実に積極的にみんなの応援を買って出て仕事を取り戻そうとします。みんなの不審そうな顔に注目です。

マシューのメアリーへの想いを知っていたラヴィニアは、決定的な瞬間を目撃し結婚の中止を提案します。認めないマシュー。

メアリーとカーライルの結婚話も同時に進行しているのですが、この4人の気持ちのすれ違いが切ないです。

想い合う2人というと、ロバートとメイドのジェーンの関係です。ジェーンは本当に働き者で優しそうで好印象なのです。ロバートは随分前からジェーンを意識していて、結構態度や発言にも隠さず出していて面白い。

そんなジェーンに気持ちを救ってもらいながら、ラヴィニアの姿を見てロバートが出した結論は、シビルとトムの結婚を認めること。2人は祝福されてアイルランドに行くことになりました。

可愛い息子チャーリーを極貧の中で育てているエセルは、ブライアント家の申し出を断り自分で育てると決断します。

アンナは正式な妻として支えたいのだと、ベイツに結婚したいと告げます。そして2人は結婚式を行います。しかし第8話最後の最後に訪れる悲劇は、ベイツのもとに現れる2人の訪問者です・・・

食事のメニュー

「The World of Downton Abbey」(ダウントンアビー華麗なる英国貴族の館シーズン1・2公式ガイド)の中に、ダウントン・アビーのような邸宅ではこんな料理が準備されていたでしょうと。

あっさりとした一文ですがメニューを見るとこんなに豪華!!

この8話ではスペイン風邪で倒れたカーソンを助けるためモーズリーがアンナからワインについて指示を受けています。

夕食が始まる直前に2種類の白ワインを。前菜は軽め、スープは重めを。
魚の後は赤。デザート用のワインの後は各人お好みのワインで。

ワインが20本近く並べられ、その横には重そうなワインを注ぐデキャンタも数本並んでいる。どれがどれだかわからなくなりそう・・・

このドラマを見ていると、使用人の知識と技術の幅広さに驚くばかりです。

さて、本に書かれていたメニューを見てみましょう!!

ある日の食事メニュー

第1コース

  • クレソンスープ(Watercress Soup)
  • ターボットフィレのクリームソース添え(Fillets of Turbot à la Crème)
  • アンチョビソースをかけた揚げたカレイのフィレ(Fried Filleted Soles with Anchovy Sauce)

ターボットとはヒラメやカレイの種類だそうです。

主菜

  • うさぎのフィレ肉のラード巻き(Larded Fillets of Rabbits)
  • トマトピューレ添えの子牛の胸軟骨(Tendrons de Veau with Purée of Tomatoes)

魚は主菜ではないのですね・・・そして肉が2つ!

第2コース

  • ジャルディニエール風に煮込んだ牛のランプ(Stewed Rump of Beef à la Jardinière)
  • ローストチキン(Roast Fowl)
  • 茹でハム、ローストした鳩またはヒバリ(Boiled Ham, Roast Pigeons or Larks)

ジャルディニエール風とは野菜たっぷりで煮込んだ料理のようです。

第3コース(デザート)

  • ルバーブのタルトレット(Rhubarb Tartlets), メレンゲ(Meringues)
  • クリアゼリー(Clear Jelly), クリーム(Cream), アイスプディング(Ice Pudding)
  • スフレ(Soufflé), ロックフォールチーズとブリーチーズ(Roquefort and Brie Cheese)

美味しそう・・・デザートも盛りだくさん。

ダウントンでの決まり事

・ディナーは少なくとも3コース、重要なお客さまがいるときは5コースが提供される。
・グランサム伯爵は中央に座り、コーラは向かい側に座る。
・ヴァイオレとは重要な人として伯爵の右側に座る。
・料理はグランサム伯爵の右側に座っている人から始めて時計回りにテーブルを回り、男性と女性を交互に提供する(ラ・リュス方式)
・フットマンだけが手袋をはめて給仕しますが、その他の仕事には手袋は使用しません
・料理は左から提供されて自分たちで取り分ける
・終わった皿は右側から下げられる

「ラ・リュス方式」(à la Russe)とは、19世紀にロシアで発祥し、その後ヨーロッパやアメリカの上流社会で広まった食事の提供方法。各コースの料理がキッチンで個別に盛り付けられ、それぞれが一品ずつゲストに直接サーブされます。

以前は「ラ・フランセーズ方式」と言って、全ての料理がテーブルに同時に並べられ、ゲストが自分で取り分けるスタイルでした。

ディナーの給仕が終わり、伯爵たち男性がダイニングルームでポートワインのグラスを持ち(自分で注ぎます)、コーラたち女性が応接間でコーヒーを受け取って、ここでやっと使用人たちは夕食を取ることができます。お腹も空くだろうし大変ですね。

自分たちで取り分けるのが私にはちょっと難しそうに感じるのですが、これも訓練なのかな。食べ方だけでなく取り方にも上手や下手がありそう。

食事の場面をここまで丁寧に見たことがなかったので、改めてじっくりと見てみようと思います!!

(参考)

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