ダウントン・アビー ダウントン・アビー・シーズン1

『ダウントン・アビー』シーズン1・第1話「嵐の予感」あらすじ

2023-01-29

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ここからダウントンアビーの全シリーズを一話づつあらすじで追っていきます。

長編ドラマなので、見ていくうちに初めの方を忘れてしまった・・・なんてことありませんか?または、あの場面はどの回だったかなーって探したり・・・ということで、復習になればいいなと始めることにしました。

さらに、知っていたら楽しめる各ストーリーに登場した場所、出来事、アート作品などを取り上げて解説します。

「ダウントン・アビー」は物語だけでも十分楽しめる!でも時代背景などが本当に丁寧に描かれているので、細かいことを知っていれば知っているほど楽しめる。

見るたびに楽しめるドラマです!!

ぜひ一緒に楽しんでいきましょうー。

ネタバレの内容も含みます。先に知りたくないという方は、ドラマを見てから戻ってきてくださいね!

▼ポッドキャスト「英国ドラマタイム」でも第1話の見どころを語っています

ドラマ『ダウントン・アビー』とは

テレビドラマ『ダウントン・アビー』は、2010年9月26日にイギリスの民間放送局ITVで初放送されました。

2015年のシーズン6をもって終了。

第一次世界大戦勃発直前の1912年から、ヨークシャーにある架空の屋敷「ダウントン・アビー(Downton Abbey)」を舞台に、貴族のクローリー家とその使用人たちの生活を描き、当時起きていた社会の変化を探っていくという壮大な歴史ドラマです。

登場する人たちのなにげない会話の中に、貴族の暮らしや当時の人たちの考え方が盛り込まれていて、かなり見応えのある内容なんです!

一人一人の登場人物だけでも物語ができてしまうように、とても丁寧に描かれているので見るたびに新しい発見もある。

今回はメアリーの生き方を、また今回はデイジーの恋愛を、次はヴァイオレットの言葉を追ってみようなど、色々な角度から見ていくことで、20世紀はじめのイギリスについて多くを知ることができるようになる、そんな奥の深いドラマです。

第一話 「嵐の予感」あらすじ

第1話は、いきなりドラマチックに始まります。

1912年4月の朝のこと、タイタニック号が沈没したというニュースがグランサム伯爵に届きます。クローリー家は、船に乗っていた相続人で、長女レディ・メアリーの婚約者パトリックの死亡で喪に服します。

このニュースは一家にとって大事件。

それは伯爵のロバートには、3人の娘しかいないために、法律で財産が相続できないのです。男性だけに相続が限定された制度のためです。

伯爵は弁護士に詳しく説明を受けます。

「あなた亡き後は爵位も財産も後継者に。奥様と御令嬢への分与は別です。贈与財産には奥様の持参きんも含まれます。」

せめて伯爵夫人コーラの持参金だけでも守りたいところですが、「お父上の取り決めでできません」と答えられます。

ダウントン・アビーの将来がどうなるのか?と不安感が漂うなか、男系の血筋を辿り、遠い親戚で、マンチェスターで働く弁護士のマシューが候補に上がってきます。

ドラマでは伯爵家族の話と同時進行で、ダウントンアビーの階下、使用人たちの物語も重なりあっていきます。

新しい伯爵の付き人としてベイツが到着します。ロバートのボーア戦争時代の部下ベイツは脚を負傷し杖をついているために、使用人たちは複雑な感情を持ちます。

特にコーラのメイドのミス・オブライエンと、下僕のトーマスはベイツの信用を落とさせようと裏でコソコソと企むのです。

ダウントン・アビーのロケ地、ハイクレア城について

『ダウントン・アビー』の全シーズンのロケ地として使われているのは、イギリスのバークシャーにある第8代カーナヴォン伯爵夫妻の邸宅、ハイクレア城です。

ハイクレア城の歴史は、1679年に現在のカーナヴォン伯爵の祖先が、中世の宮殿と庭園を購入したところから始まります。

1842年には国会議事堂を設計したチャールズ・バリー卿が現在のハイクレア城の建物に改築しました。

世界大戦中には負傷兵のための病院に改築されたり、ロンドンから避難敷いてきた子供たちが生活していました。このような状況も今後ドラマの中に登場します。

建物内にはなんと250〜300の部屋があり、現在はその一部を見学することができます。

ハイクレア城の見どころはたくさんありますが、その一つはエジプトの展示。1922年11月に第5代カーナヴォン伯爵が、考古学者ハワード・カーターとツタンカーメンの墓を発見したことを記念して作られたものです。

5代目カーナヴォン伯爵が、カーターのパトロンだったので、カーターは毎年夏に滞在して、伯爵と発掘の計画を練っていたのだとか。

2022年はその世紀の発掘からちょうど100年の節目の年。現在の伯爵夫人はこの5代目の伝記を出版されました。


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