ダウントン・アビー ダウントン・アビー・シーズン1

『ダウントン・アビー』シーズン1・第6話「通い合う想い」

2023-02-12


第6話「通い合う想い」あらすじ

1914年5月のこと。

メアリーとマシュー


まずは、マシューとメアリーが初めてキスをしたときのロマンチックなシーンです。

この動画を見ればもう言うことはない!という感じですが、ついに2人はお互いに気持ちを確認し合い、マシューはメアリーにプロポーズします。

マシューもメアリーも相手に気持ちを言わそうと、探りながら、焦らしながら会話をしていくちょっとドキドキする展開です。


この瞬間に至るまでのことを軽く説明しておくと、マシューはブランソンとともにシビルを助けに来ていました。
シビルはリポン補欠選挙の結果を聞くために集会を見にいき、暴漢に怪我を負わされたのです。
クローリーハウスに運ばれ、マシューの母イゾベルが頭の傷をきれいにしてもらい、迎えにきたメアリーと3人でダウントンに戻ります。


夜も更けてマシューは夕食を食べそびれていたので、メアリーはダイニングルームにサンドイッチを用意してもらいます。
マシューはメアリーがアンソニー卿を好きだと思い、メアリーはマシューがシビルを好きかもしれないと考えていたのです。

2人の会話を見てみましょう

マシュー:シビルの無事の帰還に

メアリー:そうね 今グラスを

マシュー:いいよ  どうぞ

メアリー:あなたは形式に固執しないのね

マシュー:君も?

メアリー:意外とね

マシュー:政治に興味は?

メアリー:あるけど 絶対多数の政党がない議会よ  誰が当選しても同じだわ

メアリー:感謝するわ 勇敢にも1人殴り倒したそうね

マシュー:務めだよ

メアリー:お務めを大切に?

マシュー:時による

メアリー:じゃ私と笑ったり口説いたりする時は? それもお務め?その場に適応してるだけ?

マシュー: 僕を試すな そんなことをするまでもない

メアリー:シビルと仲良くね あなたに恋を

マシュー:僕の心は決まっている

メアリー:どうかしら

マシュー:僕をからかってるね

メアリー:もっと自信を持って

マシュー:僕が最初に来た時君に何と言われたか 今も覚えてる・・ とても新鮮にね

メアリー:いつも言ってるでしょ 私の発言なんて忘れて

アンナとベイツ

トーマスとオブライエンはベイツに盗みの罪を着せようと画策します。
そしてカーソンに、ベイツがワインを盗むのを見たと言い、トーマスに恋をしているデイジーにも嘘の証言をさせます。

カーソンはベイツを信じていて伯爵に告げることを止めています。
そしてデイジーは、自分が間違っていると気がつき嘘だと認めカーソンに報告。
ヒューズとアンナも立会人として、7人(カーソン、ヒューズ、アンナ、トーマス、オブライエン、デイジー、ベイツ)での話し合いが行われ、トーマスも見間違いかも・・・と証言があやふやに。
奇妙なことにベイツもトーマスがワインを盗んだことを知っていながら結局説明しないまま終わります。

その後ベイツはカーソン、ヒューズ、アンナの前で自分の過去の過ちを告白します。
アル中であったこと、盗みの罪で監獄に入っていたこと、辞表を出すこと。
でもカーソンは伯爵に話判断を委ねることにします。

話し合いの後、外で佇むベイツに近寄るアンナ。
「私にはあなたしかいない・・」と告白します。

グランサム夫人コーラと義母ヴァイオレット

ヴァイオレットのところに、姪のフリントシャー侯爵夫人スーザンから、メアリーの噂についての手紙が届きます。
そのことをコーラに訊ね、書かれていることが全て真実であることを知り愕然とします。
(パヌークの遺体を運んだことまで書かれている・・・)

口論となった2人ですが、ヴァイオレットが誤りに後日コーラを訪問します。
メアリーの幸せを願うところは2人の想いは一致しています。
マシューのプロポーズにメアリーはどう答えるのか?もしダメだったら海外へ出そう・・・と2人は解決策を出します。

他にも、政治意識の高い運転手トム・ブランソンに勧められ、女性や下層階級の平等を助ける手段として自由党の政治に関心を持ち始めます。

イーディスはアンソニー卿に誘われ出かける機会が増えていく。

デイジーは、下僕のウィリアムの誠実さに気がつき始めます。

こちらの3組もどうなっていくのか今後注目です。

ここを見てほしい見どころ!

レディ・メアリーはあまり感情を面にしないし、イーディスに対する態度や、自分に合わないと感じる人への態度が横柄だったりと、好き嫌いが別れてしまうような性格に感じます。

がしかし!実は曲がったことが嫌いだし、優しいところがあります。

この回ではそんなところに注目を。

下僕のウィリアムの母が、病気のため先があまり長くない上に、そのことに息子を煩わせてはいけないと話さないことをイザベルは心配して、コーラやメアリーに相談します。

母の気持ちを尊重するべきだというコーラやイザベルとは違い、メアリーは伝えるべきだと言います。

メアリーは後日ウィリアムに本当にさりげなく休みをとり母に会いにいくように促します。

このおかげでウィリアムは母が亡くなる前に会うことができたのでした。

そして、マシューからプロポーズを受けたことで、”パヌーク”とのことを話さなければいけない・・とコーラに言います。

自分の過ちにも嘘をつかずちゃんと話そうとする姿勢が、とても美しい。

こんなメアリーをあなたはどう思いましたか?

知っていたらもっと楽しめることーダウントン・アビーディナーの決まり

ドラマの中では何回も食事のシーンが登場します。
それもそのはず。
ダウントン・アビーのような大邸宅では、食事は生活の基本なのです。

1日に3回ダイニングルームに集まり、ただ食事をするだけでなく、ニュースを聞き、緊急事項を話し合い、噂話をし、ゲストを楽しませています。

特に使用人だけでなく家族も手の掛かっているのは夕食時のこと。
男性は白いネクタイと燕尾服、女性はイブニングドレスを着て正装。
さらに女性は髪にはティアラをつけています。

準備にとても時間がかかるんですね。

このスタイルもシーズンが進んでいくと少しづつ変化していくのでそこにも注目して見ていきたいです。

夕食時は、執事のカーソンの合図とともに家族全員が着替えるという決まりがあり、第一次世界大戦後まで一家で守られていたようです。

6話では、ある手紙の内容にとらわれていたカーソンがその合図を忘れたまま、パットモアが食事の準備を始めていた・・・というミスがありました。

ロバートが燕尾服に着替えてすぐディナーにしようと言っていたのには、こういったわけがあるようです。





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