ダウントン・アビー

ダウントン・アビーをもっと楽しむための、6シーズンのタイムラインと主な登場人物

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『ダウントン・アビー』の世界は、ドラマが6シーズンと映画が2本あり結構長編ストーリです。

ストーリーがたくさんあるだけじゃなく、色々なエピソードが次々と起こって、シーズン6を見ている頃には最初の方の事を忘れていたりってありませんか?

ドラマの6シーズン全体にわたって展開される英国の重要な出来事やエピソード、主な登場人物をざっと見わたせる大まかなタイムラインを作ってみました。

物語の舞台の1912年〜1926年の英国。クローリー家と、家族を支えるスタッフの人生を形作る重要な瞬間や歴史的出来事を知ることで、ドラマのテーマと意味をより深く理解することができます。

シーズン1(1912年〜1914年)

クローリー家と使用人の登場人物

『ダウントン・アビー』シーズン1では、貴族のクローリー家と、家族をささせる使用人たち紹介し、後のシーズンで展開される数々のドラマの舞台を明らかにしています。

グランサム伯爵(演:ヒュー・ボネヴィル)、アメリカ生まれの妻コーラ(エリザベス・マクガバン)、3人の娘メアリー(ミシェル・ドッカリー)、イディス(ローラ・カーマイケル)、シビル(ジェシカ・ブラウン・フィンドレー)らが登場します。


グランサム伯爵とコーラ夫人


左から三女シビル、長女メアリー、次女イーディス


マシューの母イザベル(左)とグランサム伯爵の母ヴァイオレット

また、執事のカーソン(ジム・カーター)、家政婦のヒューズ夫人(フィリス・ローガン)、付き人のベイツ(ブレンダン・コイル)など、一家の忠実な使用人たちについても知ることができます。


執事のカーソンと家政婦のヒューズ夫人


下僕のトーマス


料理人のパットモア

アンナとベイツ


デイジー


タイタニック号の沈没と一家への影響


実在の出来事、1912年4月のタイタニック号沈没事故がクローリー家に大きな影響を与えます。

ダウントン・アビーの遺産を受け継ぐ予定だったパトリック・クローリーも、この事故で亡くなってしまいます。(グランサム伯爵には娘しかいないので、遺産を引き継ぐことができないのです・・・)

タイタニックの事故は、一気にクローリー家の将来を不安定なものにしてしまいます。
誰がダウントン・アビーを継承するのか?がシーズン1の中心的な問題となり、伯爵の遠い従兄弟であるマシュー・クローリー(ダン・スティーブンス)が継承者候補として登場してきます。


マシュー・クローリー


レディ・メアリーとマシュー・クローリーの関係


レディ・メアリーとマシュー・クローリーの関係は、ここでの重要なストーリーです。

当初、メアリーはマシューを軽蔑し、自分の立場より下だと考えていて、かなり辛辣な態度を取ります。
でも話が進むにつれ、2人の距離は縮まっていきます。

2人は結ばれるの?どうなるの?とハラハラさせられるこの後の展開に目が離せなくなります!


▼各ストーリーのあらすじや見どころを、マニアック目線でご紹介しています!

シーズン1
第1話「嵐の予感」
第2話「招かれざる客」
第3話「欲望の代償」
第4話「移りゆく心」
第5話「嫉妬の炎」
第6話「通い合う想い」
第7話「運命のいたずら

シーズン2 (1916年)

『ダウントン・アビー』シーズン2は、第一次世界大戦の真っ只中を舞台に、戦争がクローリー家やスタッフにどんな影響を与えたのかが中心のテーマになっています。

第一次世界大戦が一家とスタッフに与えた影響


1914年6月28日、バルカン半島のサラエヴォで、セルビア人の青年がオーストリア皇位継承者のフランツ=フェルディナント夫妻を暗殺するという事件が起こります。
オーストリアが宣戦布告したことで世界を巻き込む大戦へと拡大します。
8月4日、英国もドイツがベルキーへ侵攻したことをきっかけにドイツに宣戦へとなったのは、シーズン1の第7話の衝撃なラストシーンでした。


戦争は、配給制、愛する者との別れ、社会の変化など、多くの困難をもたらします。
1918年まで4年に渡る戦争は、英国は帝国全体で88万人もの戦死者を出しました。

一家の家長である伯爵のロバートは、地元の大領主として新たな責任を担うよう求められ、クローリー家の若い男たちは戦争に駆り出されることになります。
戦争は、新しい使用人の採用や新しい役割への適応など、スタッフにも新たな試練をもたらしていきます。

ラヴィニア・スワイヤー、エセル・パークスら新キャラクターの登場


マシュー・クローリーと婚約したラヴィニア・スワイアが登場することによって、マシューとメアリーがお互いに自分の気持ちに気がつくことになります。

さらに、妊娠して自分と子供の養育に悩む若い使用人のエセル・パークスも、新キャラクターとして出てきます。

この2人の新キャラクターは、赦しや優しさ、困難な時代の女性のさらに厳しい生き方、身分の違いなどについて考えさせる新しい視点を与えてくれます。

レディ・シビルとトム・ブランソンの関係の発展


シリーズ2では、クローリー家の末娘レディ・シビルと、一家の運転手で政治活動家のトム・ブランソンとの愛の行方が気になります。
2人の関係は、貴族と使用人という全く異なる2つの世界を結びつけ、当時の社会規範の変化を探ります。

トム・ブランソン

▼各ストーリのあらすじや見どころを、マニアック目線でご紹介しています
シーズン2
第1話「開戦」
第2話「変化のとき」
第3話「覇権争い」
第4話「不吉な知らせ」

シーズン3(1920年-1921年)

『ダウントン・アビー』シーズン3は、第一次世界大戦の余波と、当時の社会情勢の変化を描いていているという重要なシーズンです。
クローリー家とそのスタッフに大きな影響を与える重要な出来事やストーリー展開が数多く登場します。

戦争の余波と社会情勢の変化


第一次世界大戦は1918年に終わりましたが、英国社会に大きな影響を与えました。
1914年だけで貴族とその子弟の19%近くが戦死、また多くの男性が戦場に駆り出されました。

そうすると女性労働者の必要性が増していき、社会進出も進んでいきます。
シーズン1でもシビルが女性の選挙権に大きな関心を持っているエピソードがありましたが、1918年に30歳以上の女性に選挙権が与えられました。

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21歳以上の女性も選挙権を手にすることになるのは、それから10年後の1928年です!



シーズン3では、戦争の余波がクローリー家とその領地にどのように及んでいるのがわかります。
国が復興しようとする中で、人々の生活、仕事、人間関係のあり方が変化していく様子が見て取れます。

マシュー・クローリーの死とその家族・スタッフへの影響


シリーズ3で最もドラマチックな場面のひとつが、ダン・スティーブンス演じるマシュー・クローリーの突然の悲劇的な死です。
マシューの死は、レディ・メアリーが未亡人となるだけでなく、これからの一族と屋敷全体に永続的に大きな影響を与えます。

マシューは使用人にとっても重要な味方であり友人だったので、みんなが喪失感を感じているのです。

レディ・ローズ、ジャック・ロスら新キャラクターの登場


このシーズンも新しい魅力的なキャラクターが登場!
若くて強気なクローリー家の姪のレディ・ローズ(リリー・ジェームズ)や、ローズの知り合いのジャズシンガー、ジャック・ロス(ゲイリー・カー)などです。

この2人は激しく恋に落ちるのですが、2人を通して当時の文化や社会が感じられるように描かれています。


レティ・ローズ (伯爵ロバートの従姉妹の娘)

ジャック・ロス(ジャズシンガー)


シーズン4(1922年)

『ダウントン・アビー』シーズン4の舞台は1922年で、喪失と悲しみというテーマです。
特にマシューの死の余波を引き続きかれていて、遺産相続人の喪失はカントリー・ハウスにとってこんなに大きな問題なのだと気付かされます。

マシューの死が家族に与え続ける影響


第1話は、シーズン3の終了から6カ月後が舞台となっています。
そのため、家族はまだマシューの死を悲しんでいることがわかります。
特にメアリーは、夫の死を受け入れられず、なかなか前に進めず苦しんでいます。
この大きな喪失と悲しみは、この後もメアリーをたびたび苦しめます。

レディ・メアリーの新たな恋人ギリンガム卿など新キャラクターの登場


悲しみに暮れながらも、メアリーの周りには裕福で魅力的な貴族であるギリンガム卿をはじめ、何人かの新しい求婚者が取り巻きます。
ドラマの中でのメアリーは、彼女のことを愛する人と嫌いな人が半々なのでは?と思うくらいキャラクターが濃い人です。
でも彼女はとってもモテるんですよね。
ギリンガムとの関係はシーズンを通して発展していくのですが、メアリーは再び関係を持つことに慎重であり続けます。


メアリーとギリンガム卿


オブライエンやマシューの母イゾベル・クローリーなど数人の登場人物の退場


シリーズ4では、レディ・グランサムのメイド、オブライエンが突然職を辞してインドで新しい仕事に就くなど、重要なキャラクターが何人かがいなくなります。
イゾベル・クローリーは、息子のマシューの死後、家庭での居場所を見つけるのに苦労し、ついにはダウントン・アビーから完全に去ることを決意します。

シーズン5(1924年)

『ダウントン・アビー』シーズン5は1924年を舞台に、時代とともに変化する社会情勢を引き続き描いています。

社会における女性の役割の変化

1924年、初めて労働党出身のラムゼイ・マクドナルドが首相として誕生します。

1920年代には、社会における女性の役割に大きな変化があり、これは「ダウントン・アビー」にも反映されています。
メアリーは領地の管理により積極的な役割を果たし、伝統的な性別の役割と期待に挑戦していきます。
次女のレディ・イディスはジャーナリズムに進出するなど、自らの仕事としての役割を追求していきます。

新キャラクターの登場


シーズン5の新しいキャラクターで重要なのは、レディ・メアリーの新しい求婚者、チャールズ・ブレイクです。
また、伯爵夫人の目に留まる美術史家のサイモン・ブリッカーや、コーラ夫人の新しいメイド、オブライエンの後任のミス・バクスターも登場します。

バクスター(コーラ夫人のメイド)


サイモン・ブリッカー(美術史家)

マートン卿

ラストシーズン(第6シリーズ)

『ダウントン・アビー」のシーズン6(最終回)は1925年が舞台。

このシーズンでは、急速に変化する世界の中で、ダウントン・アビーとそのスタッフが将来を確保しようとするクローリー家の試みが描かれます。

貴族の衰退と中産階級の台頭

番組が終盤に差し掛かると、貴族の衰退が次第に明らかになっていきます。
グランサム伯爵のロバートは、階級の権力と影響力の衰退を受け入れるのにとても苦労しています。
その反面、中流階級は台頭し、一家の運転手としてスタートしたトム・ブランソンが、ストーリーの中心となっていきます。

領地とスタッフの将来を確保するための努力

最終シーズンでは、クローリー一家が「ダウントン・アビー」とそのスタッフの将来を守ろうと努力する姿が見られます。レディ・メアリーは屋敷の運営に積極的に関わって、トム・ブランソンは地方政治により深く関わるようになる。一家はまた、大口テナントの喪失の可能性など財政的な問題にも直面し、領地をどうやって存続させるのか模索します。

様々なストーリーの解決と感動のラスト

最終シーズンでは、さまざまな登場人物の恋愛のもつれなど、進行中のストーリーの多くが解決していきます。
波乱続きだったイーディスが幸せな結婚をして、愛する家族や人々と別れを告げるフィナーレは、シリーズにふさわしい感動的で切ない終わり方です。

まとめ

ダウントン・アビーは1912年から1926年の英国が舞台となっています。20世紀初頭の英国やその他欧米の社会的・文化的景観の変化が人々にどんな影響を与えていたのか丁寧に伝えてくれます。

実際にあった社会の出来事が登場していて、その時代背景を知っていると物語がより楽しめることが伝わったでしょうか?

貴族のお屋敷カントリー・ハウスが舞台の優雅な生活を・・というストーリではなく、社会が大きく変化していく重要な時期に、お屋敷の上と下で生活している貴族と使用人たちが困難にどうやって立ち向かっていくのかがメインテーマです。

ちょうど100年前の英国の話ですが、実は今の私たちの生活にも似たようなことがあるな・・・とも感じさせてくれるのではないかと思うのです。

例えば、伝統を守りながら新しい変化も受け入れる大切さ。
家族や大切な人との関係。
性別・人種・社会的地位などに左右されない多様性。
自分らしく生きるということはどういうことなのか。

「ダウントン・アビー」が人気なのは、そんな普遍的なテーマが根本にあるからだと言えます

▼公式ガイドは、ドラマについての裏話や、時代背景についてなど詳しい解説がたくさん登場しています。

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