ダウントン・アビー ダウントン・アビー・シーズン2

『ダウントン・アビー』シーズン2・第1話「開戦」あらすじ

『ダウントン・アビー』シーズン2・第1話「開戦」のあらすじ解説です。

さらに必ず見てほしい見どころと、知っているとさらに楽しめるダウントンでのディナーの決まりをご紹介しているのでぜひ最後まで読んでくださいね。


シーズン2・第1話「開戦」あらすじ

時は、1916年11月。

マシューがフランスのソンムで激しい戦闘の渦中のいるとき、イギリスのダウントン・アビーでは、地元の長として伯爵のロバートは表敬訪問を受けていた。

自分も役に立ちたいが、年を取りすぎて戦えないロバートは悔しさを感じています。

伯爵家の三女のシビルも大切な人が亡くなっていく状況の中、自分は役立たずだと感じています。
マシューの母イザベルよりアドバイスをもらい、大決断をして家族から離れヨークに看護学校に行くことになります。

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動画は、イザベルとの会話、看護学校に行くまでのパットモアに料理の基礎を教えてもらっている場面!



一方長女のメアリーは、一時休暇で帰国したマシューが婚約者のラヴィニア・スワイヤを連れて会いに来たことに失望を隠せない様子。
それでも戦場に戻るマシューを幸運のマスコットで見送り励まします。


階下では、父に入隊を禁じられたウィリアムもまた複雑な思いを感じている。

そして、母の葬儀から戻ったジョン・ベイツは、強欲な妻ヴェラを遺産で買収し、愛するアンナと結婚することを望んでいました。
しかし、ヴェラはダウントンにやってきて、メアリーの秘密をバラすとベイツを脅します。
メアリーの秘密を世間に知られるということは、恩人である伯爵だけでなく、メアリー、そして事件に関わったアンナも苦しめることになる。
ベイツは詳しくは語ることなくヴェラと一緒にダウントンを出ていきます。

さらに、いつも上から目線の新米メイド・エセルの登場に、他の使用人たちも苛立ちを隠せない様子!

激しい戦場でマシューと偶然の再会をするトーマスは、戦争にうんざりしわざと負傷して国に戻ろうとします。

ぜひ見てほしい見どころ

私は「ダウントン・アビー」を変化の激しい時代に優しくそして強く生きる人たちを描いたドラマだなと感じているので、そのような場面を見どころとしてご紹介することが多いです。

今回は、好きな場面を2つご紹介します。
一つ目はシビルの強さです。

シビルは3人姉妹の中でも独立心を持っている人なんです。

シーズン1でも社会問題に目を向けて女性の社会進出について自分の意見をちゃんと語ってましたよね。

この回でも、心の不安感や自分はどうしたいのかをちゃんと言葉にして、人からのアドバイスを受け取り、そして自分で決断します。

ダウントン・アビーでの守られた生活を捨てて、看護学校に行くという自分の道を歩く決断をします。

シビルがイザベルに対して話した言葉がこちらです。

トム・ベラシスが戦死したの。
彼とは舞踏会で会ったの。
来客のスピーチの間笑わせてくれた。
時々思うの。私と踊った人は皆死んでしまう・・・
私は無力だわ
兵士は命懸けなのに
プログラム売りやくじの景品探しじゃなくてやりたいのは本当の仕事

彼女の決断を家族は心配しながらも温かく見守ります。(看護学校でのブランソンとの別れもドキドキしますよ)

特に動画のキッチンで楽しそうにケーキを作るシビルの姿を、母のコーラが嬉しそうに見ているところにはジーンときました。


そして、もう一つはメアリーが、駅で戦場に再び向かうマシューを見送る画面。

メアリーは時に言葉や態度が冷たいし、気持ちにも浮き沈みがあって、人によって好き嫌いが大きく分かれる人です。

特に妹のイーデスに対しては本当に怖いほど・・・

でも、多くの人にあまり見せない優しいメアリーが全面的に出ているのがこの場面です。

この日は使用人が驚くほど早起きして、子供の頃から大切にしているお守りも持って、マシューの無事の帰国を願って駅に見送りに来ます。

そのメアリーにマシューは結構ハードなお願いをするんですよね・・・

でも心を許しているから、そして頼れるメアリーだからこそなのだろうなぁ。

音楽と共に本当に美しい大好きなシーンです。

【知っているとさらに楽しめる】ダウントンでのディナーの決まりごと

ダウントン・アビーでのディナーには、ドレスコードがあります。

男性は白ネクタイと燕尾服。そして女性はイブニングドレスを着て、髪にはティアラをつけます。

執事のカーソンの合図で家族全員が着替えるのです。

もちろん、使用人たちもカーソンの指図で準備をしているのだから、ディナーはお屋敷全体での一種のチームプレーのようなものなのかも・・・

第一次大戦後までこのしきたりは守られていたのですが、シーズン5から来客がない時はブラックタイへ、そして女性はティアラを外すと変わりました。

でもヴァイオレットが一緒の時はホワイトタイにするという変則的なことも。

それは、ブラックタイのロバートを見て愕然として、息子をウェイターと間違ったふりをするという行動に出たから。

ヴァイオレットは伝統やしきたりを守っていかなければということを大切に考えている人だからですね。


さらに、ホワイトタイは家族だけではありません。

ディナーをサービスするスタッフもホワイトタイ姿です。

こちらをご覧ください。

右側の絵の前に立っている男性は給仕する使用人ですが、ホワイトタイで決めていますよね。

彼らにとってもディナーは存在感の見せどころ。

テーブルセッティング、料理の出し方、ワインの選択や注ぎ方、会話を邪魔しないような控え目な立ち位置など洗練された身のこなしが要求されます。



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